出版社 : 日本文芸社
魏・蜀・呉、三国の興亡を描いた『三国志』には、「桃園の誓い」「三顧の礼」「出師の表」「泣いて馬謖を斬る」など心打つ名場面や 「水魚の交わり」「苦肉の策」「背水の陣」など名言や現代にも通じる格言も数多く登場する。 曹操、劉備、孫権、孔明、関羽、張飛、趙雲、周瑜、司馬懿など個性豊かで魅力的な登場人物に加え、 官渡の戦い、赤壁の戦い、五丈原の戦い等、歴史上重要な合戦も多い。英雄たちの激闘の系譜、名場面・名言が図解でコンパクトにすっきりわかる『三国志』の決定版! ※2019年7月刊行(ISBN978-4-537-21710-0)の価格改定です。 まえがき 第一部『三国志演義』の物語 一〜二十五 第二部 『三国志』から『三国志演義』へと変貌を遂げる物語 一〜十二
言葉は「凶器」、声は「恐怖」-。それを知ってあたしは「1人」という道を選んだ…はず!?女子高に通う15歳の少女・ひなたと不良少年たちが織りなす、ちょっと過激で、ちょっとアブナいラブコメディ。魔法のiランどから生まれたケータイ小説。
強引な生徒集めで急成長を遂げた進学塾に通う女子中学生が、帰宅途中に惨殺される。その直後より塾経営者・木暮彰の自宅に、嫌がらせ電話がかかりはじめ、やがて木暮の一人娘・由香が誘拐されてしまう。身代金を要求する犯人に警察は周到な布陣で臨むのだが、家族の不可解な行動により、事件は複雑な様相を呈しはじめる…。誘拐事件に潜む陥穽を多重構造で描く本格長編ミステリー。
東京・青梅の神社の境内で高校生が殺害される。被害者は系列の名門大学医学部を目指し、熾烈な競争の渦中にあったが、生前、校内の試験をめぐる不正を探っていたことが判明する。折しも昭島の公園で大学生が毒殺され、二つの殺人事件は奇妙な関連を見せはじめる。やがて殺意の交点は、成田へ舞台を移すことに…。意表を衝くトリックと鉄壁のアリバイ崩しが冴える本格長編ミステリー。
〔地名〕への偏執と〔形式〕への強固な意志により周到に構築された物語が、全的崩壊の予兆をはらみつつ目眩めく反転する、全篇、荒唐無稽の愉しさにみちみちた、トポロジカルな架空幻想旅行譚。
今朝もまた、街角の自動販売機の陰から見知らぬ男の気弱な眼示しが執拗に見江子にからみつく。児童館に通う幼児にいたずらしていた男が捕まった日、その男も忽然と消えたが…。見つめる視線と見つめ返す視線の曖昧な共犯的交錯のなかに、孤絶する現代人の心の内景をとらえた表題作ほか最新作4篇を収録。