出版社 : 幻冬舎
謎の求人、鶏舎での「捕鳥」。警備会社での孤軍奮闘、仲間との絆、裏切り、そして決別…。ろくでなしのオヤジは、なぜ「探偵」になったのか。北の大地を舞台に繰り広げられる、スーパー破天荒な人生の物語。ちょっとだけ平凡をはみ出した男の、実話のような作り話。
誰かを好きになった時だけだよ、体の中の心の位置を掴めるのは(「Who are you.」)。過去最大に炎上している地獄のようなリプライ欄。キリはスマホを伏せて、サイとのキスをまた思い返す(「Pandemic.」)。緊急事態宣言が発令されて、2週間が経った(「Confusion.」)。女って、なんなんだ。すぐに愛が欲しいと叫び出す究極のエゴイスト(「BREAK!」)。これは恋なのか。それとも執着なのだろうか。まだ傷つき足りないのだろうか。それとも傷つきすぎて、このままでは後に引けないのだろうか(「Hurt Me More.」)-マスクをおろして、キスをする。コロナ禍、猛スピードで変わる世界。最新恋愛小説。
「おじさん。ごめんね。私の分まで幸せになって」女性とは無縁でさえない生活を走っていた中年男・高津の前に現れたのは、21歳の美女・華奈。高津の人生が輝き始めたその時、惹かれあう2人の間に悲惨な現実が待ち受ける。表題作「花とおじさん」ほか、親子の絆を感動的に描いた「よいとまけな母ちゃんへ」愉快でコミカルなサスペンスの「北海の大地にて女のロマンを追え」3作品を収録。懐かしのあの時代の雰囲気がよみがえる短編小説集。
悠久の昔。地上界と魔界との間でひとつの協定が結ばれた。これにより、魔界の者がむやみにこの世界に現れ、人々の魂を奪うことが禁止された。しかし、魑魅魍魎は人の魂を渇望するあまり、たびたび地上へやってくるのだった…。これは、巫女と眷属の姫たちの、時空を超えた宿命の物語。
地球型惑星への移住を企む「ORIONS計画」。宇宙船の開発ハ順調に進み、やがて旅立ちの時が来た!天才六人衆とニューロンコンピューター「乙姫」が往く宇宙大冒険。最先端技術の融合を描く、傑作エンタメSF。
浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA
小さな海辺の町で生まれ育ち、スナック「漁火」で働く美紀には小学生の頃の忘れられない思い出があったー。心に傷を負い東京からやって来た奈美、男に騙され実家に戻った沙耶、2人の子どもを育てるシングルマザーの康代。つましくも明るく暮らす人々の交流と人生の葛藤を描いた物語。
エッセイ、小説、絵画など、さまざまなジャンルで描く、死の淵から生還したからこそ見えてきた未来への希望とは。余命宣告を受け、奇跡的に生還した著者が綴る、明日へ向けた提言の書。残りの人生、どう考え、どう生きるか。
現在の東京・府中市の一角。そこはかつてハケ下と呼ばれ、多摩川が氾濫するたび大変な被害に見舞われていた。ハケ下大野郷の貧農に生まれた伊助と、浅間山の噴火で故郷を追われ流れ着いた志津。いつか豪農になることを夢見、開墾に明け暮れる日々。貧しくとも、家族に囲まれささやかな安穏を掴みかけていたが…。長年に亘り江戸庶民の暮らしを研究してきた著者が、懸命に生きた農民たちの人生模様を鮮明に描き出す意欲作。噴火、洪水、飢饉に疫病ー数多の困難が襲った江戸後期。度々訪れる災難、愛しい者の死。それでも一所懸命に前へ進んだ、名もなき農民たちの尊い暮らしの物語。
決して忘れることはないだろう、一緒に旅したあの日々を。スライムとの友情を描く代表作『Slime Slime Slime』他、記憶を消されて未来から過去に送り込まれてしまう『未来神』、体に神が降臨して教えが脳内に届くようになる『偽りのスフィア』…斬新な世界観で繰り広げられる珠玉の6作品を収録した短編集。王道RPGの世界。
「これから殺戮ゲームを開始します」。かつてない劇場型犯罪に立ち向かうマヤが選んだパートナーは「獄中のシリアルキラー」! 累計60万部突破の人気シリーズ最新作! 警視庁捜査一課第三係の黒井マヤは「死体が見たいから刑事になった」筋金入りの猟奇マニア。その相棒・代官山脩介巡査と、東大出身のキャリアなのに無能な浜田学警部補は、わがままでドSな性格のマヤに振り回される日々を送る。ある日、女性が殺害された現場の動画が動画配信サービスに投稿される。その動画にさらに犯行声明と今後の犯行予告が電子音声で公開されていた。「これから殺戮ゲームを開始します。ターゲットは七人の若い女性です。これは挑戦状です。捜査一課三係の黒井マヤさん」。次々と殺害動画が配信されるかつてない劇場型犯罪に捜査は難航。マヤは“師匠”であるイケメンシリアルキラー・杏野雲の協力を仰ぐために、東京拘置所を訪れる。そして事件を解決する鍵は「イマジナリーフレンド(=空想の友人)」にあるとわかるのだがーー。大人気シリーズ、第7弾!
第一志望の大学で充実した日々を送る沢波俊樹。サークルで出会った、一見クールでひときわ美人な春田恵美と、高校時代からの友人で気心の知れた木下和との間で揺れ動く心。そんな彼に、恐ろしい病魔が迫っていたー。青春のときめき、切なさ、葛藤、温かさを爽やかに描いた、感動の純愛小説。
これは罠か、それとも事件解決への糸口か 3年前の未解決事件が、新宿署の一匹狼を戦場に引き戻す。 累計200万部を超えるベストセラー『狩人』シリーズ、6年ぶり待望の最新作! 伝説の警察小説、新たな地平へーー。 3年前にH県で発生した未解決殺人事件、「冬湖楼事件」。その行方不明だった重要参考人からH県警にメールが届く。新宿署の刑事・佐江による護衛を条件に出頭を約束するというのだ。しかしH県警の調べでは、佐江はすでに辞表を提出している身。そんな所轄違いの刑事を“重参”はなぜ指名したのか? H県警捜査一課の新米刑事・川村に、佐江の行動確認(こうかく)が命じられたーー。 筋金入りのマル暴・佐江×愚直な新米デカ・川村。シリーズ屈指の異色タッグが恐るべき陰謀に立ち向かう! 圧巻のスケールで描ききるノンストップ・エンタテインメント!
有料インターネットラジオ『ネットONGAKU』で朗読コーナーを担当するいっ子は、ラジオのネタ探しに奔走する生活を送っていた。不良女子高生グループや未解決事件に関わっていた元警官、ゲイの友人など、ユニークな登場人物たちと繰り広げられるエキサイティングな日々を描いた、感動の傑作短編集。