出版社 : 双葉社
雑貨店を営む鶴田倫太郎、53歳の出会い旅、ふたたび!仕入れで沖縄を訪れた倫太郎。23歳の看護師の相談に親身に乗るや、瞬く間にチン身も乗っかっちゃって!その後、ワケありの地元美人女教師の身の下相談にもバッチリ応えました!お次は北の温泉地に向かい、こけしオナニーの美人女将と情を交わし、本州果ての龍飛岬での出会いから、OL相手に自分が果てる展開に!出会い頭にチン入れと相成る倫太郎の“献身SEX”旅路、書き下ろし長編エロス!!
浅草鳥越明神の参道にある古い茶店に、ある晩、何者かが忍び込み、奥の部屋の床板を剥して大きな穴を掘っていった。何も盗まず、ただ穴を掘っただけでその場を後にした人物の目的とは何なのか!? 報せを受けた北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、この奇妙な事件の探索に乗り出す。書き下ろし人気シリーズ第九弾。
反物さえ買えば絶品弁当にありつけると聞き越後屋へ馳せ参じた浅間三左衛門は、元同心の八尾半兵衛と鉢合わせする。食いっぱぐれた三左衛門にさんざん自慢する半兵衛だったが、店で大奥女中と下男の姿を認めるや表情が一変。かつて越後屋を狙った凶賊雨燕が再び蠢き出したのを看破し、危険を顧みず探索に動き始める。一方、越後屋にも言うに言われぬ秘密があったー。日ノ本一の人情小太刀が江戸の悪を迎え撃つ!!話題の新装版、第三弾。
「いろは屋」常連の順次が妹のおけいを連れて店に現れた。「みんな…殺された」。怯えるおけいの口から飛び出した言葉に、主の八雲兼四郎は耳を疑う。聞けば、夫と暮らす江戸郊外の長崎村を血に飢えた浪人集団が襲い、女子供まで容赦なく殺めて居座っているという。町方の手の届かぬ悪を討つ影役目“浪人奉行”を秘かに務める兼四郎は、長崎村の悪鬼を成敗すべく乗り込むも、空前絶後の凶敵を前に窮地に陥る。人気シリーズ、圧巻の第八弾。
NHKのテレビドラマや舞台になって、その凛とした姿が多くのファンを生んだ左近の、シリーズ史上最高の快刀乱麻! 大坂の町を千年の古より守ってきた一団〔在天別流〕。その姫が左近である。--ある村の庄屋で、楠木正成が身に帯びたという「小竜景光」が出てきた。物騒なので四天王寺に預けるというので、僧侶から護送を頼まれた凄腕の左近。しかし左近が到着すると、庄屋は孫娘とともに賊に殺され、刀も消えていた……。勧善懲悪! 極悪人をばっさりと左近が討ち果たす、痛快シリーズ第4弾!
明治初期の函館。洋船造りの名匠と謳われたものの、いまや仏壇師としてひっそり暮らす続豊治。だが若き船大工との邂逅により、再び奮い立つ/表題作。初代北海道庁長官・岩村通俊、イギリス人貿易商・ブラキストンなど、北海道開拓期に名を刻んだ者たちの逡巡や悔恨、決意を叙情豊かに描きあげた五編。第7回歴史時代作家クラブ賞受賞作。
十五にして両親を失った結は、長屋で首を括ろうとしたところを元芸者の女髪結い・お夕に救われた。ほかに生きる道のない結は、自分の不器用さを恨みながら、お夕のもとで修業に励む。だが、贅沢を戒めるお上は、女髪結いの取り締まりを厳しくするばかり。はたして師弟は江戸の女の幸せを守りぬけるのか!? 気鋭が描く傑作時代小説!
織田信長が本能寺で横死してから十数年後、太閤秀吉が死に、天下はにわかに乱れはじめていた。そんな時世、「本能寺の変で亡くなる間際、信長公は“ぜひに及ばず”と呟いて笑みを浮かべた」という噂が巷に広がりだす。その裏には、本能寺の変に隠された恐ろしい陰謀と太閤亡きあと、天下をうかがう戦国武将たちの策謀が渦巻いていた。歴史小説界の新鋭が放つ衝撃のデビュー作、待望の文庫化。
神田で判評の旨い飯屋「まないた」。お運びをして手伝っている二十歳のおはるはまだまだ半人前だが、店を継ぐ決意は固まった。父・千吉にその覚悟を認めてもらい、少しずつ料理を教えてもらってーしかし、千吉が体を悪くし、独り立ちへの求めはずっと早くに迫ってきた。まず鍋なら店に出せるものも作れるだろうという千吉について、おはるが頑張った結果…。明るいおはるが福を呼ぶ、人気シリーズ第3弾!
豊洲への市場移転を前に築地へ帰ってきたヤッさん。夫婦で蕎麦屋を開店したはずのタカオとミサキの間には溝が生じ、跡継ぎになるため苦労している卵焼き屋の香津子のもとには海外放浪帰りの青年がやってきた。ヤッさんと深い縁のオモニが営む韓国食堂にも忍び寄る影が。みんなのトラブルを解決できるのは、この男しかいない!
アラサーの池内胡雪は、大学の友人たちと起業したベンチャー企業で働き、多忙な毎日を送っている。不規則な生活のせいで食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。そんな状況を改善しようと、社長の提案で会社に家政婦を雇うことに。やってきた家政婦の筧みのりは、無愛想だが完璧な家事を行い、いつも心がほっとする料理を振る舞ってくれる。筧の食事を通じて、胡雪たち社員はだんだんと自分の生活を見つめ直すが…。人生の酸いも甘いもとことん味わう滋味溢れる連作短編集。
亡き夫との思い出の地、ニューヨークに降り立ったマーサ。白タクに乗った田舎者の老女に運転手は高値を吹っかけようとする/「ホワイト・キャブ」。古書店店主のアンソニーは、地上げで閉店するグリーンマーケットの店主のためにあることを計画。奇跡のような一夜が待っていた/「ピクルス」。拾ったカモを公園の池に戻すため、少年たちが知恵を絞って小さな冒険に出発する/「C・P・D」。著者が馴染み深いニューヨークの街を舞台にした、円熟の筆冴え渡る六編。
陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断、しかも加害者は幼馴染みの泰輔だった。アスリート生命を絶たれた沙良は恨みを募らせる。そんな泰輔が殺害され、高額な保険金が支払われた。犯人は誰なのか? また、絶望の底から再起を図る沙良の運命は? どんでん返しの先に感涙のラストが待つ傑作長編ミステリー!
夢見がちで泣き虫な成屋詩織はひと一倍“センチ”な女子高生。ある日、ボーイフレンドとのデート中に強盗事件に巻き込まれてしまう。身の上話を聞いているうちに、強盗に同情し放っておけなくなった詩織は、彼の妻・啓子と赤ん坊を引き取ることに。しかし啓子は暴力団の娘だったことが判明し、大騒動!長編ユーモア・ミステリー。
“アカツキ強盗団”として昭和の犯罪史を彩った五郎、幹雄、誠の3人も、今や後期高齢者に突入し、神保町で喫茶店を営む悠々自適の日々。だが、幹雄の大甥・飛露喜に泣き落とされて現役復帰を決意する。狙うは現金輸送車の強奪。3人は知恵と経験を武器にハイテク警備に挑む。一方、定年後の日々を持てあます元刑事の小栗忠正は、ふとしたことから神保町の喫茶アカツキに注目。3人組の監視を始める。かつてプロフェッショナルとして生きた矜持を胸に着々と計画を進めていく“爺”たち。そして、遂に決行の日がやってきたー。痛快ユーモア犯罪小説。
ホテル櫻葉に、女神が主催する「バザー」の招待状が届く。以前、ホテルで開かれたイベントに触発されて、女神や女妖怪も自分たちでなにかやってみたくなったのだという。ホテル櫻葉には、バザーに参加する女神や女妖怪が、大荷物を抱えて続々と泊まりにやってきて、時町見初たちは大忙し。そんな中、暗闇を少しでも照らす夜の太陽になりたくて、ランプ屋を営んでいるという女妖怪「火呉」がホテルにやってくる。
動物看護士の優生が病院から姿を消して、5日。メールも電話も繋がらなかった。そんなある日、手塚が、見知らぬ女性から預かったと、病院に鳥用のケージを持ってきた。中には、優生が可愛がっていたオカメインコのぴよ次がいた。10日後、亜希はついに、優生の家を訪ねてみるがーー大人気シリーズ第4弾!
65歳の葉加瀬一郎は、ある晩、悪魔メフィストから寿命を告げられる。しかし、自慢じゃないが一郎はこれまで亡き妻ひと筋。このまま他の女体を知らずには死ぬに死ねない。懇願する一郎にメフィストは、この世に未練を残して死んだ彷徨える魂たちのラストセックスを手助けすることを提案する。かくして、一郎は性の奥義を究めていくことに……。
神田相生町の万両分限、河内屋又兵衛の屋敷に何者かが忍び込み、金唐革の煙草入れを残していった。その三日後、又兵衛の孫の喜太郎が死体で見つかり、さらには又兵衛の末娘のお富も殺される。だが、浮上してきた下手人には鉄壁のアリバイがあり…。謎の遺書に密室殺人、アリバイ崩しまで、明神下の平次親分が江戸で起きる難事件の真相に挑む!昔も今も何度読んでも面白い、名作シリーズのテーマ別傑作集第3弾。