出版社 : 一二三書房
勇者教教会での決戦、死闘を繰り広げたレインブル襲撃事件から一夜明け、アヴェールの故郷ロマルナへと旅を始めたユート一行。一方その頃、ホシミツ山でユート一行に完膚なきまでに叩きのめされた勇者レンは、火の神殿で洗礼を終えると、再びユートへの憎悪の炎を燃やしていた。そして勇者の街レインでシェイン王国騎士団隊長バルドーと合流したレンは、王国最強のワイバーン部隊を引き連れユート一行の元へと向かうのだった…。ユートの傭兵稼業の始まりを描いた新エピソード収録!
ダンジョン作成が一段落したカノン。一旦ウェストシュバーンの屋敷に戻ったところ、アルタイル辺境伯のリックからドルテア部族国への使者になってほしいとの依頼があった。さっそくドルテア部族国の平定に向かうカノン。一方そのころ、エルサリス王国では、ユビタリス聖教の法王からリックを討伐せよとの命令が下る。それを知ったリックはついに、エルサリス王国からの独立を決断する。さっそく工作のためにエルサリス王国に潜入するカノン達。しかし、リーナは天使に憑依され、アリシアも光妖精の肉体侵食が進んでいた。
凶悪なアンデッドが夜な夜な自然発生するローエンベルク国営墓地の墓守アレン。ヴァンパイアの国の公爵令嬢フィアーネとの見回りを除き、これまで毎晩一人でアンデッドの駆除を行っていたアレンだったが、先祖との約束を果たしに来たレミア、魔剣の呪いを解く為にアレンの元を訪れたフィリシアの2人が管理人として加わったおかげで、家を継いで以来初めての休暇をとることが出来るようになっていた。そんなある日、王族主催の夜会が行われる。権力に興味の無いアレンは早々に帰ろうとするのだが、そこではアレンの想像を超えた大きな陰謀が渦巻いていた。
貴族として転生した世界で、自重を知らない神々から多大なる加護と規格外のステータスを授かってしまったカイン。平穏な生活を送りたいカインは、能力を隠そうと努力するのだが、国王への謁見へと向かう道中、オークの群れに襲撃されていた王女と公爵令嬢を守った功績により、10歳にして叙爵。更には助けた王女が婚約者になるなど、最早“平穏”とは呼べない日々を過ごしていた。そんな中、冒険者登録が可能になる12歳を迎えたカインは、早速冒険者ギルドへと向かうのだが…。自重知らずな冒険者&学園ライフが始まる!
多くの財宝が眠ると言われる迷宮が存在する街ファスリードで、1人で生きていく事になった少年クリスだったが、自身に突如目覚めた特殊なスキル“シークレットスペース”と“エクスチェンジ”、ゴロリーをはじめとした周囲の優しい大人達の助力により、日々を過ごしていた。そんな生活も2年を過ぎ、親友のフェルノートが騎士学校へ通う為に街を出て行く中、クリスもゴロリーとエリザの元で冒険者になるための準備を始める。
松本忍は30歳を超えても彼女の一人もおらず、人生の大半を日本の城への愛につぎ込んでいた。ある日、竣工式を見ていたはずの忍は、気づいたら『ロイド』という名の美青年に転生し、矢と魔法が飛び交う戦場に立っていた。戦場から逃げ延びた忍ーロイドは、気を失っているところをマリーという少女に助けられる。助けてくれた恩返しに、持てる知識を駆使してマリー親子の畑仕事を手伝い始めるロイド。やがてロイドが村の一員として認められた頃、村をゴブリンの群れが襲い、かけがえのない人を亡くしてしまう。悲しむ間もなく再度迫り来るゴブリンの群れ。ロイドは日本の城の防衛設備を応用し、ゴブリン迎撃の準備を整えてゆくー。大切なものを守るため、異世界で日本式城郭を築城する『ロイド』の一代記!
魔界から人界に送り込まれた魔族、リューシュ。彼は力の弱い低級魔族だったため、そのまま力尽きて死ぬかと思われたが、運良く神族のルシアや彼女を救出しようと現れたリティア達を捕らえることに成功する。しかし、訪れた村で、かつて魔界でリューシュを虐め、眷属にしようとした幼馴染で吸血鬼の真祖に襲われてしまう。大量の吸血された者を引き連れた吸血鬼に、リューシュたちは対抗できるのか?大人気シリーズ第二弾登場!
やっと職をゲットしたケント。自分で金を稼ぎミリィ達にプレゼントの一つも買ってやりたいと考えるも、ミリィが就職に難色を示し難航。就活に対して少し焦っていたところ、ハンターギルドの教官から依頼を受けないかと誘いがあり、フェリアとともに初めての依頼を受けることに。一方ミリィは、ケントの危うい立場を知り、猟団を結成してケントを護ることを決意。新たなメンバーのスカウトを開始する。しかも、なぜかケントが身体検査を担当することに…。大人気シリーズ第二弾登場!
大地神ガイアスによって、俺はVRMMORPG「ヴァルキュリア・クロニクル」の世界に飛ばされた。しかし、キャラのアバターは「ヴァルキュリア・クロニクル」ではなく、ダンジョン育成RPG「ダンジョン・シード」で作成したキャラクターだった。どうやら俺は、現実世界で死んでしまい、周回しまくった「ダンジョン・シード」で作ったダンジョンのデータとともにこの世界に転生したようだ。元の体はもう火葬されているから、気にいった女キャラは俺の情婦にする!そして、ダンジョン造って気楽な(爛れた)性…もとい生活を送ってやる!
魔力が渦巻く“魔力溜まり”と呼ばれる場所に欲望が注がれる事によって生まれる『迷宮』-そこには多くの財宝と同時に、財宝を守るかのように数多の魔物が生み出される。そんな迷宮が存在する街ファスリードで、5歳にして1人で生きていく事になった少年クリス。突如目覚めた、何でも回収する事が出来るスキル“シークレットスペース”を使い得たゴミ回収の仕事の対価として最低限の食事を得る事がどきるようになったクリスだったが、心温かな大人達の助力はありながらも自分の力で生きていく為にお金を稼ぐべく、魔物が現れる迷宮へと足を踏み入れていく…。もうひとつのスキル“エクスチェンジ”とは?そして不思議な夢が意味するものとは…?
失業中で暇を持てあましていた元サラリーマン堀川健人(35)。本当は就活をしないといけないのだが「大人の休日」を取り、『ハンターライフ』という枯れたネトゲを始めることにした。そこでネタ半分に画面の指示通りキャラを作りゲームをスタートしたら、なんと異世界へ召喚されてしまう。そこはゲームのような不思議な世界。しかも、ネタで作ったキャラのため、戦闘ジョブ:なし、一般ジョブ:なし、戦闘スキル:なし、とひ弱なキャラになっていた。補正スキルを駆使して、堀川健人ことケントは、この世界で生き延びることができるだろうか?
舞台は、「精気(マナ)」と呼ばれる力に満ち、神族、人間、精霊、魔族が生きる異世界。その世界では、強き者こそが世界を支配するべきだとする魔族と、他の種族とで敵対し争いを続けていた。『弱き者に生きる価値はない』、そんな方針の魔族に弱者として育った一人の男リューシュが、ついに魔界から人界に追放されることになった。これは、彼が竜の少女との出会いをきっかけに、聖女たちを調教して快楽の奴隷にしながら魔王を目指す物語である。
エスカリス=ミーミルーここは砂洪水“フラッド”と呼ばれる現象から逃れる為に、多くの人々が機動城砦という移動型都市で生活している砂漠の国。地虫“バグ”と呼ばれ蔑まれる砂漠の民の少年ナナシは、機動城砦に攫われた義妹キサラギを救うべく、単身城砦都市サラトガに潜入するが、街で遭遇したサラトガ伯ミオに変質者と間違われた挙げ句、銀嶺の剣姫セルディスの力によって捕えられてしまう。自身の処遇を決める場で、妹を攫ったのはサラトガが追っている別の機動城砦ゲルギオスである事を知ったナナシだったが、砂漠の民が有する砂洪水“フラッド”の発生を予測する能力に目を付けたミオによって、ゲルギオスまで連れて行ってもらう代わりにサラトガへの協力を命じられるのだった。こうして少年は城砦都市間の勢力抗争に巻き込まれていく…。これは、銀嶺の剣姫と地虫“バグ”と呼ばれた少年の物語。