出版社 : ポプラ社
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 『真夜中のパン屋さん』で注目の著者! 他人以上、家族未満の不思議な絆を描く、心あたたまる物語。 『坊っちゃん文学賞大賞』を受賞したデビュー作、「ゆくとし くるとし」を収録! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 血の繋がりのない義母と、奇妙な共同生活をはじめた私と姉は、同じ食卓を囲むうちに、 少しずつ新しい関係を築いていく……。(「空ちゃんの幸せな食卓」より) デビュー作「ゆくとし くるとし」と「僕らのパレード」そして、表題作「空ちゃんの幸せな食卓」 の3篇を収録した、珠玉の作品集。 『真夜中のパン屋さん』の著者の原点がここに。
廃部寸前の弓が丘第一中学水泳部。部の存続条件は『メドレーリレーで大会優勝すること』。けれど残っていたのは、戦力外メンバーばかり。頭を抱える部員たちが諦めかけたその時、人魚のように泳ぐ謎の少女が現れ…。第5回ポプラ社小説大賞特別賞受賞作。
居候は超美形の“宇宙人”?? 期待の新鋭がほのぼのと温かな昭和を舞台に贈る、 とびきりキュートでコミカルなラブストーリー! 家事と仕事に日々追われる幸子が助けたのは、とびきり美形の変人・バシャリ。 「円盤の故障で不時着した宇宙人」と自称する彼と同居するはめになった幸子は、 破天荒な言動に振り回されつつも、本当に大切なものを見つめ直していく。 心がほっこり温まる、昭和レトロな恋物語。
再婚した父と離れて、おばあちゃんの家で暮らすことになった七重。亡き母といっしょに人形のために作った、引き出しの中のミニチュアの家に、ある日、小さな小さなお客様がやってきた。言い伝えの妖精「花明かり」と少女の、時を越えた交流を描いた感動のファンタジー。
終末論が囁かれる荒廃した世界ー孤独に生きるシズカの前に現れたのは言葉を話す不思議なサルだった。シズカを支えるためにやって来たという彼の名は、ノーマジーン。しかしその愛くるしい姿には、ある秘密が隠されていた。壊れかけた日常で見える本当に大切なものとは。
午前3時ーー真夜中にオープンする不思議なパン屋さんに現れたのは、ワケアリ男女の二人組。居候女子高生の希実は、彼らが抱える不穏な秘密によって、不本意ながらも、またまた事件に巻き込まれていく。降り止まない雨の中、希実の過去に隠された謎が明らかに……。人気シリーズ第4弾!!
司法浪人の涼子、服飾デザイナーの撫子、そして不条理なリストラにあい職を失った柊子。彼女たちが住む下宿に、ある日臨時管理人として現れたトモミさんの存在がはからずも三人が抱える問題を浮き彫りにしていく。“家族の森”で迷子になっているすべての娘たちに贈る「父と娘」の物語。
あの菓子はまさしく稲妻だったーー 和菓子修行を続ける日乃出は西洋人のタカナミに出会い、西洋菓子の味の虜になる。西洋菓子に惹かれていく日乃出と、ぎくしゃくし始める浜風屋の仲間との関係。一方、浜風屋で働きはじめた娘・葛葉は兄を捜していると言うのだが、どうやら何かを隠しているようで……。 はたして浜風屋はかつての絆を取り戻すことができるのか!? 甘くて温かい明治菓子物語第二弾!
いじめに遭っている少女・耀子、居所のない思いを抱え過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年・立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。
「数学屋」にピンチ到来!?天才数学少年・宙と体育会系女子・遥の凸凹コンビが営んでいた、摩訶不思議なお店「数学屋」。日常の困り事から恋愛相談まで、中学の同級生から寄せられるどんな問題でも「数学」を使って華麗に解決してきた人気のお悩み相談所だったが、宙のアメリカへの転校によって最大の危機を迎える。宙の不在により、たった一人で「数学屋」を引き継ぐことになった遥の前に、一筋縄ではいかない難問が持ち込まれたのだった…
映画撮影所の小道具係を辞めようかと悩む隆之さん、客の少ない食堂で奮闘する継治さん、月明かりのアパートで母をしのぶ良美さん…。多摩川の岸辺の街を舞台にくりひろげられる人生のドラマ。「黒猫のミーコ」ほか、名もなき人びとの輝ける瞬間が胸を打つ連作短篇集。
森三中・大島美幸が“オッサン”役で主演し、カナダ・モントリオールで開かれた「第18回ファンタジア国際映画祭」で、見事最優秀女優賞を獲得した話題の映画「福福荘の福ちゃん」。その脚本と監督を担当した藤田容介が自ら手がけた小説版です! 巻末に、映画にも登場する写真集を特典として収録しています! 【内容】東京の下町で塗装職人として働く福ちゃんは、上京以来十数年、ボロアパート「福福荘」で暮らしている。心優しい福ちゃんは、みんなの人気者だが、ある事情 から恋愛にはかなりオクテ。ある日、見知らぬ美女が福ちゃんを訪ねてくる。その名前を聞いて福ちゃんは驚愕する……。
あの日、ぼくは初めてあやめさんを食事に誘った。銀座の裏通りにある西洋料理店で「四月一日亭」という変わった名前のお店だった…。大正時代末期、日本が自由で穏やかだった時代。美味しい料理とともに、人々の悲喜こもごもが繰り広げられる。気鋭の作家が描く連作短編集。
会社を辞め、知人宅を泊まり歩く。それはちょっとした休暇のつもりだった。だが、ある日、「樹里ちゃん」という小さな女の子を預けられ、森くんの放浪生活に異変が起きるー。街の灯りが流れ飛ぶ、哀愁と希望の青春小説!
『謎の名探偵×ランドセル助手×自称ミステリ作家』の3人が、 華麗に事件を解決します! 累計10万部突破の大人気シリーズ、ついに感動のクライマックス!! 怒涛の展開に笑って泣ける傑作ユーモアミステリ! ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 山手線にだけ神出鬼没に現れる、謎の名探偵ーー霧村雨のもとに、少女誘拐事件が舞い込んだ! 山手線探偵・霧村は、小学6年生の助手・シホと自称ミステリ作家のミキミキさんと一緒に急遽、捜査を開始する。 そして謎が謎をよび、過去の未解決事件「消えた妖精」の真相に辿り着き……。
おいしいお菓子が元気をくれる。 こころときめく、明治菓子物語! 時は明治2年。代々続く一軒の老舗菓子店が、店を閉めた。世の混乱と父親の謎の急死により店が傾き、悪の豪商・善次郎の手に押さえられたその店ーー橘屋を復興しようと、ひとり娘である16歳の少女・日乃出は、奔走をはじめる。再建の第一歩として必要不可欠な家宝の「掛け軸」を奪還するため、日乃出は善次郎と「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という勝負をすることに……。果たして日乃出は、その賭けに勝つことができるのか!?