小説むすび | 出版社 : ポプラ社

出版社 : ポプラ社

余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話 Ayaka’s story余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話 Ayaka’s story

著者

森田碧

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ポプラ社

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2025年12月10日 発売

単行本限定書き下ろしSS&初回配本限定オリジナル栞付き&けんご氏解説付! Netflixにて映画大好評公開中『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』のスピンオフ、待望の単行本化! 累計62万部突破! 高校時代、早坂秋人と桜井春奈と同級生だった三浦綾香は、余命宣告を受けながらも恋を全うした二人を見守り、その恋に憧れていた。ふたりを亡くした喪失を胸に抱きつつもネイリストとして歩みはじめたが、あるとき柏木という男性に出会い、運命が動きだしてーー? 一番近くで秋人&春奈を見守ってきた綾香の想いは……。『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』は、2024年、Netflixにて映画化され、現在も大好評公開中! ●著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞、2025年には箕面・世界子どもの本アカデミー賞【ヤングアダルト賞】を受賞した。「よめぼく」シリーズは累計62万部を突破し、2024年にNetflixにて映画化。

メゾン美甘食堂メゾン美甘食堂

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ポプラ社

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2025年12月10日 発売

駅から徒歩17分、築年数40年強のマンション・メゾン美甘(みかも)に、 レトロな佇まいの住人専用食堂が設けられて早三年。 料理人を務めていた女性が怪我をし、代理でやって来たのは甥だという雨森涼真。 どこか謎めいた涼真は、その人の体調や悩みにあわせて、 薬膳の知識を用いてメニューをアレンジしてくれるばかりか、 日々の生活のなかで遭遇する謎を解明してくれるのだ。 食や健康に関心の薄かった住人たちだが、涼真の料理を通して、 自らを見つめなおし、よりよく生きるための一歩を踏み出していくーー。 読めば心も体も元気になれるコージーミステリー! ■目次 プロローグ 第一話 増本優の場合〜胃腸の不調をやわらげるひとり鍋のおかゆ 第二話 阪本龍平の場合〜二日酔いにおすすめの白菜のクリーム煮 第三話 武内咲楽の場合〜美肌をもたらす鶏団子のスープ 第四話 福家柚葉の場合〜ストレスを解消する薬膳スイーツ エピローグ 巻末付録 メゾン美甘食堂のレシピ ■著者プロフィール 三重県生まれ。漫画家を経て、2005年、チュンソフト小説大賞同賞受賞。08年『少女たちの羅針盤』(旧題「罪人いずくにか」)が島田荘司選第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選ばれ、翌年デビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」(『エール! 2』/『ひよっこ社労士のヒナコ』所収)が、25年、「あの日、キャンプ場で」(『その嘘を、なかったことには』所収)が、日本推理作家協会賞(短編部門)の候補となる。他の著書に、ドラマ化されたグルメミステリー「ランチ探偵」シリーズのほか、「まねき猫事件ノート」シリーズ、『ノゾミくん、こっちにおいで』『最後のページをめくるまで』『あなたが選ぶ結末は』『マザー/コンプレックス』『救世主』など多数。

天空遊園地まほろば天空遊園地まほろば

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2025年7月24日 発売

ようこそ、天空遊園地 まほろばへ。 わたくし当園の案内人、シチカと申します。 ここは、もう二度と会えない、あなたの大切な人と「再会」できる場所。 入園される際に、一つご注意を。 当園では泣くことが禁止されております。 もし泣くと、あなたの大切なものが失われます。 くれぐれもお気をつけください……。 大好きだった父親の死後、母親と折り合いの悪い少女。 出産を控えて、辛い別れをした元恋人に会いたいと願う女性。 軽蔑していた父親にどうしても聞きたいことのあるエリートビジネスパーソン。 決別した元相方と会いたい女性お笑い芸人。 戦死した兄との約束が忘れられない90代の男性。 大切な存在との「再会」を通し、 残された人々が自分の心と向き合い、未来へ歩み出す姿を描く、 胸を震わせる5つのやさしい物語。 ■著者プロフィール 浜口倫太郎(はまぐち・りんたろう) 1979年、奈良県生まれ・在住。 漫才作家、放送作家を経て、 2010年『アゲイン』(のち、『もういっぺん。』に改題して文庫化)で、 第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、翌年小説家デビュー。 他の著作に、ベストセラーとなった『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』のほか、 『宇宙(そら)にいちばん近い人』『シンマイ!』 『廃校先生』『お父さんはユーチューバー』『ワラグル』 『サンナムジャ 〜ヤンキー男子がK-POPに出会って人生が変わった件〜』など多数。 漫画原作者としても活躍の幅を広げている。

ぼくは刑事ですぼくは刑事です

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2025年5月28日 発売

松川律は三十一歳の刑事で、シングルマザーの竹本澄音とつきあっている。澄音の五歳の娘・海音との距離も縮まり結婚を真剣に考えたところで、澄音から自分の父親には前科があると告げられてーー。ラーメン店を経営する姉一家との交流や同期刑事とのやりとりなどを小気味よく織り交ぜながら、若き刑事の二年の月日を描く。スカイツリーの見える東京・下町で繰り広げられる心温まる人生の物語。 【著者紹介】 小野寺史宜(おのでら・ふみのり) 千葉県生まれ。2006年『裏へ走り蹴り込め』でオール讀物新人賞を受賞。2008年、『ROCKER』でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。著書に『みつばの郵便屋さん』シリーズ(全8巻)、『東京放浪』、『太郎とさくら』、『ライフ』、『天使と悪魔のシネマ』、『みつばの泉ちゃん』、『町なか番外地』(以上、ポプラ社)、『とにもかくにもごはん』(講談社)、『タクジョ!』(実業之日本社)、『片見里荒川コネクション』(幻冬舎)、『食っちゃ寝て書いて』(KADOKAWA)、『今夜』(新潮社)、『君に光射す』(双葉社)、『日比野豆腐店』(徳間書店)、『ひと』(2019年本屋大賞2位)、『まち』、『いえ』、『うたう』(祥伝社)などがある。

ザ・メモリー・ライブラリアンザ・メモリー・ライブラリアン

グラミー賞2025、クインシー・ジョーンズ・トリビュートで披露したマイケル・ジャクソンのカヴァーが話題! グラミー賞10回ノミネート、アカデミー賞受賞作『ムーンライト』出演。 シンガー・ソングライターとして、俳優として、世界を更新し続けるジャネール・モネイ、初の小説がついに翻訳刊行! 「クリーンな人間」であることがよしとされ、記憶が管理される社会。その中心街の女王として君臨するセシャトは、日々増え続けるまがい物の記憶に頭を悩ませていた。原因を探るうち、彼女は自身にも消去された記憶があると知りーー「記憶のアーキビスト」 亡き父から、一生に一度だけ時間を戻すことができる宝石を授かったアンバー。窮地に陥る家族に、彼女は宝石を使うか苦悩するーー「変更保存」 グラミー賞ノミネートアルバム『ダーティー・コンピューター』の世界観をベースに、5人の作家とコラボレーションし、世界が今まさに直面している分断の問題を描く。NYタイムズベストセラー、ワシントンポストやバズフィードでも絶賛の傑作! 《訳者紹介》 ・安達眞弓 海外ミュージシャンやセレブのメモワール、ミステリなどの翻訳を手がける。訳書に『この、あざやかな闇』『僕は僕のままで』『どんなわたしも愛してる』『死んだレモン』『悪い夢さえ見なければ』『ジミ・ヘンドリクスかく語りき』などがある。 ・押野素子 主に黒人文化・歴史に関するフィクション&ノンフィクションの翻訳を手がける。訳書に『フライデー・ブラック』『THE BEAUTIFUL ONES プリンス回顧録』『ヒップホップ・ジェネレーション』『ディアンジェロ《ヴードゥー》がかけたグルーヴの呪文』などがある。 ・瀬尾具実子 訳書にバラク・オバマやビル・ゲイツも絶賛した『未来省(The Ministry for the Future)』がある。 ・ハーン小路恭子 専修大学国際コミュニケーション学部教授、米文学者。訳書に「マンスプレイニング」の流行語を生んだレベッカ・ソルニットの『説教したがる男たち』などがある。 ・山崎美紀 東京都出身。訳書に『この密やかな森の奥で』『森に帰らなかったカラス』などがある。

出獄記出獄記

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2025年3月19日 発売

刑務所で起きていることを、ほとんどの日本人は知らないーー。 新潮ドキュメント賞受賞『獄窓記』の著者が20余年にわたり見つめ続けた日本の刑務所。社会の映し鏡である刑務所は時代と共に変化していく。死刑囚を収容する東京拘置所と名古屋拘置所、受刑者の3人に1人が無期囚という熊本刑務所、障害者や高齢受刑者が増え続ける和歌山刑務所、60カ国以上の外国人受刑者がいる府中刑務所、未成年者が服役する川越少年刑務所……。受刑者、刑務官、福祉関係者など様々な視点をつないで描く刑務所の物語。 【目次より】 第一話 守り続けた命を奪う者 東京拘置所と名古屋拘置所の死刑囚収容フロア 白衣の刑務官 奈落の底で彼の死を待つ 家族 死刑に関わりし者のその後 第二話 社会復帰は夢のまた夢 熊本刑務所では三人に一人が無期刑 縫製工場の模範囚 身分帳に書かれた履歴 半世紀ぶりの社会 更生保護施設での日々 第三話 福祉よりも男のもとへ 和歌山刑務所と和歌山定着 知的障害者だった彼女 笠松刑務所の妊婦たち 携帯乳児 再会 福祉施設へ 母親への誓い 第四話 アフリカの海賊とヤギ 府中刑務所の外国人受刑者 危険区域「レッドゾーン」 タンカー襲撃事件 プログラム開始 ヤギはその時 国際標準 第五話 性犯罪者と向き合って 松山刑務所における受講体験 性犯罪再犯防止指導 逮捕された刃物男 福岡刑務所から出所した「危険人物」 なぜ支援をするのか 第六話 出獄せし者の隣人たち 川越少年刑務所の未成年服役囚 排斥運動の果てに ある模倣犯 バスジャック事件とメディアスクラム 逮捕後 普通の暮らし 【著者】山本譲司(やまもと・じょうじ) 1962年生まれ。早大卒。元衆院議員。2000年に秘書給与詐取事件を起こし、一審での実刑判決を受け服役。獄中体験を描いた『獄窓記』が新潮ドキュメント賞を受賞。障害者福祉施設で働くかたわら、『続 獄窓記』『累犯障害者』『刑務所しか居場所がない人たち』などを著し、罪に問われた障害者の問題を社会に提起。現在も、高齢受刑者や障害のある受刑者の社会復帰支援に取り組む。小説作品として『覚醒』(上下巻)『螺旋階段』『エンディングノート』がある。

Nの逸脱Nの逸脱

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2025年1月22日 発売

何気なく開けてしまった隣人の扉、「フツウ」の奥に隠されていたものはーー 爬虫類のペットショップでアルバイトをする金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼む。だが、提示された金額はあまりに高額で手が出ない。「ある男」を強請って金を得ようと一計を案じるのだが、自ら仕掛けた罠が思いがけぬ結末を呼び込んでしまう……(「場違いな客」)。 生徒たちにいたぶられ精神的に追い詰められていた高校数学教師・西智子は、深夜の満員電車で非常識な若い女と遭遇する。冷静になろうとするが高ぶる感情が抑えきれず、駅で降りた見知らぬ若い女を追尾し始めて……(「スタンドプレイ」)。 占い師・坂東イリスのもとに、弟子にして欲しいという若い女性がやってくる。一見、優秀そうにも見える彼女は、やることなすことズレていて、失敗ばかり。クビにしようとしてもしつこく食い下がり、ぜひ自分を占い師にしてくれと訴えるのだが……(「占い師B」)。 追う者と追われる者が入れ替わり、善と悪が反転していく予測不可能な展開ーー隣の人たちが繰りひろげる3つの物語。

小鳥とリムジン小鳥とリムジン

著者

小川糸

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2024年10月9日 発売

『食堂かたつむり』--「食べることは、生きること」 『ライオンのおやつ』--「死にむかうことは、生きること」 小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語 「愛することは、生きること」 傷口に、おいしいものがしみていく 苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、 自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。 主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道に灯りのともったお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。 人と接することが得意ではない小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。 十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさんだった。 病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。 その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開けるーー

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