【POD】函館、7月14日
夏、函館。
高校2年生のタクマ、フミナ、ナオヤ3人は、いつもと同じ教室でありふれた退屈な授業中。そんな時、教室の窓の外では驚くべき情景が広がっていた。函館が空襲を受けているのだ。目の前で起きている現実に3人は、どう立ち向かっていくのか。
日本中の数多くの町や村で人々が空から突然襲われた「空襲」。戦争が終わり長い年月が過ぎ、体験者が減少している。戦争体験の「風化」だ。現代を生きる主人公たちは何を感じ、どんなことを考えるのだろう。
「戦争被害」に覆い隠されている「戦争加害」にも目を向けた過去から現代の戦争にまでつながっている物語。