著者 : 安達忠夫
アンデルセンアンデルセン
みんなが読んでいるのに,「その本質が理解されていない作家」アンデルセン。辛口ともいえる原作のままで読めることは滅多になく,子ども向けの童話と思っている人がほとんどである。人間が抱えている矛盾や葛藤を深く洞察し,平明な言葉と鮮烈なイメージ,温かみのある機知とユーモアで語りかけてくるアンデルセン。本書で,光と闇がこぼれるようにして生み出されてきたアンデルセン文学の神髄を,「人魚姫」,「みにくいあひるの子」など具体的な作品に即してじっくりと味わっていただきたい。 目次(内容と構成) はじめに 序章 アンデルセンの人と作品 1 アンデルセンの生い立ち アンデルセンの肉親たち オーデンセにおける幼少年時代 コペンハーゲンでの試行錯誤 ラテン語学校時代から大学卒業まで 2 アンデルセンの作家活動 外国旅行と留学 本格的デビュー 作家活動の始まり おわりに 年譜 参考文献 さくいん
ミヒャエル・エンデミヒャエル・エンデ
時間の中身にせまる『モモ』ファンタジーにおわらず、読者を主体的に参加させる『はてしない物語』。具体的に生きることと想像力の大切さなど、世代をこえて支持されるエンデ文学の秘密をおいたちや思想遍歴、未訳の作品も加えて解説。
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