2010年7月発売
島紀史(g)率いるヘヴィ・メタル・バンドが4人編成で初めて放った8作目。キーボード(3曲でゲストが演奏)のメンバーが去ったためかシンプルかつ硬質な音が際立っており、リズム隊を更新したことも奏功してヘヴィに迫る。日本語主体の歌詞になったことでメロディにも磨きがかかった一枚。
光速で駆け抜けていくリズム、ひたすらカラフルに広がるサウンド・メイク、そして、どこまでもキャッチーな歌メロ(信じられないほど覚えやすい)。2007年に結成された4ピース・バンド(vo&g、b、ds、key&sampler)によるファースト・アルバム。こんなにポップなのになぜかアングラな雰囲気があるところもステキ。
マルコム・マクラーレン、シャカタク、クイーン・サマンサなど、80年代のディスコ界を飾ったきらびやかな楽曲たちを、DJ牧野雅己が今風のハウス・スタイルにリミックス。往年のディスコ・メロディを活かしながら、リズムを21世紀仕様にしていくミックス・アップさに懐かしくも興奮。
ロンドン南西部出身の5人組が、レーベルを移籍して発表した3作目。クリス・トーマスをプロデューサーに迎えたことにより、彼らの“古くさくて新しい”サウンドと、ロマンティックなメロデイの魅力がより明確になった。70年代から現在までの英国ロック/ポップを俯瞰で楽しめる。
2010年7月に“ナノ・ムゲン・サーキット”での来日も実現させたニューヨークはブルックリンの男女混合バンドのデビュー作。エイティース・ポップとクラシック音楽とブリティッシュ・フォークなどを混在させたユーモラスな作風が魅力で、飄々とした風合いの演奏に思わずニッコリ。
ソロ・デビュー20周年迎えたシンガー・ソングライターによる、本格的“ブルーズ”カヴァー・アルバム。68年を境に傾倒していったという“ブルーズ”は、近藤自身のいわば、原点であり、あえて、多くのミュージシャンによってカヴァーされた名曲を揃えているのは、その中でも近藤らしさを表現できる自信の表われ。