2010年3月24日発売
TAIRIKU、KENTAによるヴァイオリン2挺とSUGURUによるピアノという編成のインスト・ユニット、TSUKEMENのメジャー・デビュー・アルバム。オリジナルも含め、ジャンルを超えた“新感覚クラシカル”といった内容だ。
片桐舞子(vo)と河井純一a.k.a.NAUGHTY BO-Z(トラック・メイカー)によるユニットの2枚組アルバム。ゲストで参加した楽曲も含めて、R&Bからヒップホップまでブラック・ミュージックを中心に、エモーショナルなヴォーカルとリリックで、メチャかっこいい世界を作り上げている。
2009年4月リリースの「あなたの女」に続く、約1年ぶりとなるシングル。母性を湛えた落ち着いた歌唱は本作でも健在。疲れた心にやさしく響く、癒しの演歌となっている。
通算4作目となるアルバムは、出るべくして出た感のあるジャズのスタンダード集。ハワイアンやシャンソンで食ってきたキャリアからすれば、お手のものだろう。歌謡曲とジャズの間を自在に行き来する彼女のような歌い手は、平成になって本当に数少なくなってしまった。
80年代のLAメタル・シーンを沸かせ、2008年に再結成を果たしたキールの1stアルバムが、メジャー・デビュー25周年を記念してリイシュー。代表曲「ザ・ライト・トゥ・ロック」のリユニオン・ヴァージョンも特別収録されている。
アメリカで80年代のメタル・バンド復活が相次ぐなか、ついにキールも本作で22年ぶりに再始動。コマーシャルな曲作りはさすが彼ららしいところ。ブーム真っ直中にいたころの過剰な味付けが控えられ、リラックスしたアメリカン・ロックとしても楽しめる。適度なブルース風味もよし。
2010年6〜7月に開催の「2010 FIFAワールドカップ」に出場の全32ヵ国の国歌をコンプリート。試合直前のスタジアムを彩るナショナル・アンセムの数々で、聴きこんで選手とともに歌うもよし、ボルテージを上げるにもよし。
2010年3月発表のシングル。戦国パチンコのシリーズ、ニューギン“CR花の慶次”最新機“CR花の慶次〜愛”のテーマ曲で、パワフルな歌唱力と熱い男気がビンビン伝わってくる。
音速の貴公子と呼ばれるトミー・ヨハンソン率いるというか、実質ワンマン・バンドのレイン・エクシードの3枚目。メタルとオーケストレーションのドラマティックな融合は本作でも健在で、メロディアスなサビは一緒に歌ってしまう。「インヴィンシブル」はイントロから早弾きがサク裂し、聴く者を昇天させる。
マドンナやコールドプレイなどのリミックスを手がけたことで名をあげたクリエイターが、複数のヴォーカリストを迎えて作り上げた一枚。多くの曲で歌うリッシーのほか、サマンサ・ジェームス、アンジェラ・マクルスキー、ナタリー・ウォーカーらが参加。垢抜けないダンス・ポップだが聴きやすい。
フランク・ブラックから再びピクシーズ時代の名前に戻してのソロ通算15作目。フランク名時代はアーシーで地味シブな作品が多かったが、今回はピクシーズのフロントマンのソロ作にふさわしい作風なのが改名した理由かもしれない。彼らしい歌メロのざっくりしたサウンドのロック作品なのが嬉しい。
石川さゆりの2010年初となるシングルは、心に沁みる演歌。人生、生活、幸せ。誰もが考える3つのキーワードをテーマに歌う楽曲で、作詞は吉岡治、作曲を岡千秋が担当。笑いあり涙ありの一生を切々と歌いかける。
元SIAM SHADEのDAITA率いるハード・ロック・バンドの2作目。打ち込みやサンプリングを導入したシャープでスピード感あふれるハード・ロック・サウンドに乗せ、キャッチーな歌メロとギター・ソロをたっぷり聴かせてくれる。もし彼らを知らないB'zファンがいたらお薦め。
制作・出演
RaphaelChrist / クラウディオ・アバド / スイス放送合唱団 / ペルゴレージ / モーツァルト管弦楽団 / ユリア・クライター / ラヘル・ハルニッシュ / ルーチョ・ガッロ / ローザ・ボヴペルゴレージ生誕300年に向けてのアバドによるペルゴレージ・プロジェクトの最終巻。2曲の宗教曲と1曲の世俗カンタータという珍しい選曲である。ペルゴレージの静謐な美とドラマティックな美がある。そしてアバドが見事だ。バロック、古典、ロマン派それぞれの美を絶妙に表出している。★
制作・出演
AK-69 / DJDOPEMANfeat.Kji,Cray-G / DJDOPEMANfeat.拳太ofJ-Gren / DJRYUUKI / DS455 / FILLMORE / OZROSAURUS / S.S.G発売元
ユニバーサルミュージックジャンル
ジャパニーズ・ウェッサイ・シーン最高峰の人気DJ、FILLMOREによるユニバーサル第1弾ミックス作。交流のあるDS455やAK69らをフィーチャーした楽曲などを収録。フロアをクールに熱く盛り上げるさすがの仕上がりだ。
当時39歳のゲルギエフが、マリインスキー劇場管と初めて行なったラフマニノフ交響曲の録音を収録したアルバム。ロシア的情緒を希薄にし、清新なロマンティシズムと抒情美を構築している。