2010年11月17日発売
発売元
日本コロムビア株式会社フィギュア・スケートの競技で使用される楽曲を収録したアルバムの2010〜11年シーズン版。原曲の全曲収録や、競技で使用される形に近づけて編曲したものなど、クラシックばかりでなく、ポップスも収録したフィギュア・ファンには嬉しい1枚だ。
徳光和夫全面監修選曲によるシリーズ・アルバムの第1弾作品。日本のカントリー&ロカビリー・シーンのアイドルであり、後に役者としても活躍した男性アーティスト、小坂一也のヒット曲の数々が収録されている。
1966はビートルズの来日年。プロデューサーの思い入れから始まったプロジェクトだ。見た目が美しいだけでない、ソロでも活躍する実力派の4人は、クラシカルで品格さえ感じさせる名編曲に、演奏家魂が喚起されて見事なアンサンブルを展開。“企画もの”を超えた仕上がり。★
松田理奈(85年横浜生まれ)は、2004年の日本音楽コンクールで第1位を獲得し、ドイツで元ウィーン・フィル・コンマスのゲーデに師事した俊英。優れたテクニックとしなやかな歌心でキレのよいイザイ演奏を繰り広げている。アグレッシヴに作品に取り組む姿勢が素晴らしい。
エレクトロニカを基調にアコースティック・サウンドとテクノ・サウンドを融合させた独特のサウンドで注目される北海道在住の二人組ユニットが、2010年春アルバム(『Lily library』)に続く秋アルバムとして発表した作品。透明感ある女性ヴォーカルも相まって、幻想的な雰囲気を上手に演出している。
制作・出演
JasonLogue / KevinTurcotte / エミリー・クレア・バーロウ / ケリー・ジェファーソン / ダビデ・ディ・レンツォ / マーク・キースウェッター / レグ・シュワッガー / ロス・マッキンタイアカナダのジャズ系シンガーの2010年作で60年代の名曲集。「サンシャイン・スーパーマン」を典型として、甘みとクールさが混じり合ったヴォーカルはそのまま懐古趣味と現代性の両立につながっており、個性を生かす好企画だ。高速ジャズ・ワルツにした「雨にぬれても」、ボッサ化で意表をつく「くよくよするなよ」、サックスとのユニゾンが効果的な「マシュ・ケ・ナダ」など、アレンジも快調。
リトル・ブラザーのMCフォンテとオランダ出身のサウンド・プロデューサーのニコレイが結成したプロジェクト、フォーリン・エクスチェンジのサード・アルバム。アーバン・ソウルとボーダレスな世界観のインストがホットなヴォーカルと融合。小洒落たカフェでまったりと聴きたい一枚。★
ブライアン・セッツァー・オーケストラ恒例のクリスマス・ライヴの、2009年公演を中心に収めたライヴ盤。スタンダードなクリスマス・ソングに、ストレイ・キャッツ時代の曲も交えたゴージャスなサウンドが痛快。何より彼自身が十分に楽しんでいることが伝わるのが嬉しい。
アメリカはオハイオ州出身の若手5人組によるファースト・アルバム。80'sを想起させるオーセンティックなヘヴィ・メタルをベースに幅広い要素をメロディックに融合。キャッチーな楽曲とともにダークかつゴシックなビジュアルが放つインパクトもいい。『ビルボード』チャートで36位を記録。★
北欧のジャズメンたちが奏でるアニソン集の第2弾。適度にマニアックでジャズと相性のよい曲選び、丁寧な解説、雰囲気十分のジャケは前作同様の出来。とかく内輪ウケになりがちなアニソンの世界に風穴を開けるという意味では、これ以上のシリーズはマジでないかも。
クリスマス・アルバム自体は珍しくないが、ピアノとのデュオでジャジィに歌っているのは珍しい。メル・トーメの「クリスマス・ソング」など定番曲のほか、デヴィッド・フォスターの「クリスマス・リスト」やジョン・ギリアムの「ブルー・ホリデイ」といった曲も。
二人組ユニットの2007年作。しまっていた心の中の言葉を、詩を綴る感覚のもとメロディに投影。ベースに打ち込みを使ってるとはいえ、限りなくアコースティックな温もりを抱かせる曲に仕上げている。囁くように優しく唄いかけてくる声色とアンビエンスな音との融合は、大人が楽しむビターな子守歌のようだ。
相対性理論のヴォーカリストによる通算3枚目のソロ・シングル。表題曲は、舌足らずなラップ(?)がキュート。相変わらず人を食ったような展開で、聴けば聴くほど病みつきに。「なんちゃって・ザ・ワールド」の、いつになく低い声で囁くイントロにもドキリ。早くフル・アルバム出ないかな。
声優アイドルによる3rdシングル。思いを伝えられないドキドキする気持ちを歌ったナンバーだ。カップリングには、webラジオ『ゆいかおりの実♪』の主題歌を収録。カラフルなメロディと、キュートな歌声がたっぷりと楽しめる。