2010年11月17日発売
バリトン、テノール、カウンターテノールと一人で四オクターブの声を操る本岩孝之。ここではアルトのパートを受け持ち、姉の本岩潤子と日本の心を歌い上げる。美しいハーモニーを醸す8曲のデュエットが出色。「故郷」に漂うほのぼのとした情感に心惹かれる。
THE MODSの苣木寛之によるソロ・プロジェクトのファースト・アルバム。MODSとはまた違った形ではあるが、やはりこの人も生涯一ロックンローラーなんだな、という気がする。BUGY CRAXONEとコラボった「You Are The Sun」「タブンイカレタTV」の若々しい疾走感、必殺のカヴァー「Wish You Were Here」あたりが個人的ハイライト。
アニメ・ソングを超速トランスでカヴァーするコンピ・シリーズの第11弾。『セキレイ〜Pure Engagement〜』や『屍鬼』など、2010年の最新アニメからピック・アップした全20曲が、ノンストップで駆け抜ける。
4ピースR&Rバンドのマキシ。疾走系R&Rナンバーの「シュガー」はシンプルな8ビートの盛り上げ曲だが、バラードの「また明日」はアルペジオ・ギターが引っ張る静のパートとラウドなリズムの入る動のパートのメリハリが面白い。途中でベースだけになるところにも“引き算”の美を感じた。
福岡出身の女性シンガー・ソングライターによる自由な発想が感じられるファースト・アルバム。基本的にはジャズ感覚にあふれているけれども、ロックやブラジル音楽、さらには日本的なものへの意識もごく自然に融合させている。自作曲でまとめた収録曲の中には2曲の英語曲が含まれる。
ヴォーカル&ギターの矢野(元サンプリングサン)を中心に経験豊富なメンバーが揃った4人組が、結成4年でついにファーストをリリース。60's前半のUKロックやアメリカン・ポップスが持つ普遍的なメロディとバンド・サウンドを軸に、ファンキーな要素を加えた明るくて踊れるサウンドが小粋で素敵。