2009年6月発売
日本の歌謡史に大きな足跡を残した作曲家、遠藤実を偲んで、愛弟子の千昌夫が代表曲で綴る哀悼の一枚。続編も期待できる充実した内容で、遠藤作品と千の歌声はあらためて聴き手に日本人であることを実感させる。ボーナス曲として、故人自らが歌う「北国の春」を収録。
シングルとしては1年ぶり、2008年秋からの休暇を経てリフレッシュしたYUIの新曲は、自身の「もう一度やってみよう」という気持ちを込めて「新しい気持ちで挑戦するときにぴったりの曲になった」というポジティヴ・ソング。TBS・MBS系のアニメ『鋼の錬金術師』OPテーマ曲。
2006年にデビューした男女6人組ストリート・ユニットのシングル第7弾は、その武器である大胆なサンプリングでかりゆし58の名曲をレゲエとして生まれ変わらせた。女性ヴォーカル二人を前面に押し出したスロー・チューン「You are my friend」ほか、聴きごたえ満点といえる。
メジャー通算3枚目のフル・アルバム。m-floのVERBALが「majestic trancer」に、BEAT CRUSADERSのヒダガトオルが「Lost&Found」に参加。ダンサブルなトラックとクールなトラックがバランス良く並び、日々プログレッシヴに進化する彼らを体現できる。
TV番組『誰も知らない泣ける歌』で紹介されたインディーズ時代の楽曲の再レコーディング。どこかオリエンタルなイメージのピアノと弦楽器中心のオーソドックスな失恋バラードと、透明感あふれるキュートな歌声がよく似合う。デビュー5年目の飛躍なるか?
自分の思いの丈を不用意にブチまけて、せっかくの曲の持ち味を壊してしまう演奏によく出会う。だが神尾は賢明にもその愚を犯さない。己を無にすることによって、曲が本来備えているものをより自然で豊かに示す。彼女の若さを考えれば、なかなかの知恵者。
現代のシンデレラ・ボーイ、ポール・ポッツのセカンドCD。2007年に英国のオーディション番組『ブリテンズ・ゴッド・タレント』で世界を席巻した無名のセールスマンが今やスターとしての実力を見せつける。「メモリー」における情感を込めた歌唱など感に堪えない。