2009年4月発売
ハイパー・エレクトロな3ピースによる4枚目のフル・アルバム。ロリータなテイストを含んだ明性の高いアッチュのヴォーカルとポピュラリティを持ったメロディにTKO。さらに、無機質、ハイ・センス、アンビバレンスなアレンジでもって最強テンションを確約する快作。
日本のハードコア/ラウド・シーンのパイオニアにして九州の“生きる伝説”、AGGRESSIVE DOGSの結成25周年プロジェクトの第2弾アルバム。J(LUNA SEA)やkj(DRAGON ASH)などを迎えた意欲作だ。
気持ち良く鳴り響くギターのイントロから、スッとピアノの音色に転化する彼女らしいサウンド。どこまでも優しくて、真心がこもった歌詞は、性急ではなくゆるやかに聴く人間に対し勇気を与える。彼女に「大丈夫だよ」と言われることほど心強いものはない。
制作・出演
エリック・ガニソン / ジェラルド・クレイトン / ジェームス・ムーディ / タミール・ヘンデルマン / チャック・バーグホファー / ニール・スウェインソン / ロイ・ハーグローヴ / ロバータ・ガンバリーニエラ、サラ、カーメンの後継者本命、3年ぶり待望のサード作。スキャットを駆使したアップ・テンポと情感豊かなスローの使い分け、緩急の妙が絶品。イタリア人ならではの「エスターテ」も素晴らしい。ジェームス・ムーディとロイ・ハーグローヴがゲスト参加。推薦。★
メロディック・パンク・バンドのサード・フル・アルバム。日本語と英語の歌詞を巧みに使いこなし、J-POPとUKロックのテイストを明るくマッチングしたサウンドがパワフルに響く。炸裂連打するドラミングとゆったり系のヴォーカルのマッチングが絶妙。
2009年しまなみ海道開通10周年を記念したシングル。故郷を想う気持ちを歌にした「しまなみの郷」のカヴァーのほか、四国八十八ヶ所巡礼の際にふと耳にする「いろは歌」などを収録。大切な人を想いながら聴いてほしい一枚だ。
サード・フル・アルバム。静かな独白の「チャーチにて」に続くは誇大妄想的なガレージ・サウンドだ。ザ・フーやヴェルヴェッツ、レノン&マッカートニーらを日本語パンクでまぶしたかのごとき毒づくエンタテインメント仕上げ。音質やブックレットも含めてコダワリの一作だ。
シアトル、しかもサブ・ポップからの登場が、とかく取り沙汰される話題の新人グループだが、平均年齢23歳という若さに似合わぬ“アナログ盤おたく”的引き出しの豊富さが、老若を選ばぬ魅力につながったのでは。お手本の一部であるフェアポートの、リズムの強靭さも欲しい気が。