音楽むすび | 2008年4月発売

シューベルトはすっきりと辛口のカルミナSQと、柔らかくなだらかに流れる田部のピアノがベスト・マッチといえる。シューマンの方は曲想を意識したのか、カルミナはシューベルトよりもロマン的な色彩が強い。田部のピアノは変わらずいい味だ。お勧めの逸品。

人気レゲエ・コンピのシリーズ・プロデューサーとしても活躍するHASE-Tの作品を集めたアルバム第2弾。彼が手がける主要アーティストの新録曲をはじめ、2枚組の大ヴォリュームをノンストップ・ミックスで聴かせてくれる。

ファースト・アルバムから約1年ぶりになるセカンド・アルバムは、前作を上回る彼らの世界が表現されている。よりメロディアスに、よりタフに。パワフルで洗練されたポップ・ソングはどこまでも気持ちよく、シリアスな歌詞は人間の内面をえぐる。それが自然なのもまたいい。

“フォークの匠”シリーズからリリースされた元ピンク・ピクルスの茶木みやこのアルバム。現在も精力的にライヴ活動を行なっているだけに現役感は抜群。柳田ヒロをプロデューサーに迎え、壮年世代ならではの滋味を感じさせるポップス歌謡を展開。

タイトルからベスト盤と思われそうだが、実はこれがデビュー・アルバム。そのタイトルやジャケット写真、アーティスト名からも色モノ、コミック・ソング系かなとも思われそうだがまったくそうではなく、女の子の気持ちを素直に歌った、上質のポップス。

世界初CD化。ハイドンもその温かくアットホームな雰囲気が素晴らしいが、モーツァルトはさらに美しい。テンポは非常に小気味よく、二人の独奏者ともに明るく瑞々しい音色がいっぱい。オーケストラの新鮮な響きも印象深い。とびきりの掘り出しもの。

最高の音で楽しむために！