2008年1月発売
バンド史上初のカヴァー・アルバム。スキャットマン・ジョン、ワム!、松任谷由実、ZOOなど、意表をついた選曲で思わずニヤリとせずにはいられない。誰もが知っている名曲が、ゴリゴリのロック・サウンドにアレンジされていて、そのアンマッチ感も面白い。
今やジャーマン・パワー・メタルの老舗的なポジションを確立させた彼らの7作目。重厚でスケール感を伴ったインストと、文字どおりパワーで押し切るダイナミックさを効果的にブレンドさせた定番のスタイルは、普遍性を強調すると同時にメタリウムたる説得力を放つ。
北欧の若きギター・ヒーローとなったシュテファン・リンドホルムとマディソンやイングヴェイのバンドのヴォーカルだったヨラン・エドマンによる新バンドの1作目。あくまでメロディアスな楽曲とハイ・トーンの澄んだヴォーカルは、デス全盛の昨今では新鮮かも!?
4枚目のアルバムは、メンバーが初めてロックに接した頃、だいたい14歳ぐらいに戻った気持ちでレコーディングしたという。その新鮮な衝動が、三人を突き動かし爆発炎上。あくまでも人間臭くまっすぐ突っ走る。踊れ叫べ狂え、この勢いは誰にも止められない。
TVドラマ『のだめカンタービレ』でピアノを担当して話題となったピアノ・デュオ、プリムローズ・マジックのアルバム。ドラマで使用された人気楽曲を収録していて、のだめファンにはもちろん、そうでなくても十分楽しめる一枚だ。
映画『ちーちゃんは悠久の向こう』のテーマ・ソングも収めた奥華子の6枚目のマキシ・シングル。女性らしい視点で描かれた思いが、優しく温かい歌声とともに心に染み入る。ピアノの弾き語りを中心にしたアレンジもまた、切ない思いを拡大化させていく。
一時期と違って、ゲストはゴスペル界に限るもののランス・アレンから白人トビーマックまで多彩。ヒップホップやファンクにロック、ポップス、ジャズなどをゴスペルの下に統合した十八番の音楽性は今なお意欲的に広がる。「ア・ホール・ネイション」の11歳の無垢なソリストも聴きもの。
サウスカロライナ出身のトリオのデビュー・アルバム。活きのいい連中だ。ポップで躍動感があり、とにかく底抜けに明るい。ここまで能天気でハッピーだと、手放しで認めたくなっちゃう。パンクも変わったもんだ。2008年4月には来日公演が決定。今から楽しみだ。
ジェファーソン・スターシップなど、さまざまな遍歴を経て、80年代に1、5、7曲目の3曲の米No.1ヒットを放った彼ら。これは80年代の全盛期を網羅したベスト。男女のデュオ・スタイルのヴォーカルが織り成す、リッチで洗練されたモダン・ポップ・ロックが時代を象徴する一作。
制作・出演
CeciliaBernardini / JohannaGamerith / MarcelloGatti / RobertoSensi / StefanoRossi / アルフレード・ベルナルディーニ / ゼフィロ / モーツァルト / 松永綾子DHM創立50周年を祝う国内盤リリースの第1弾。ゼフィロは、すでに注目すべきCDが発売されている、イタリアの新鋭古楽グループ。管楽器の扱いに優れ、独特の生命力あふれる躍動感を旋律の中に織り込む巧みな技は、ここでも遺憾なく発揮されている。