2008年1月発売
ジャーマン・スラッシュのベテラン・バンドによるアルバム。ドラマーに元ハロウィンのウリ・カッシュを迎え、ギター&ヴォーカルも一新。クラシカルな要素を含んだ、まさにメコン・デルタといえる緻密なスラッシュ・メタルを堪能できる秀作。
柏原芳恵が歌って大ヒットした中島みゆき作詞作曲の「春なのに」は、何も知らずに聴いたら女性と思うほど艶やかな歌声がハマって透徹した空気が生まれている。アコースティックな弦楽器の音色が印象的な「五月雨のうた」のほうも“卒業の歌”に聴こえ、ひとつの世界を作っている。
藤野とし恵の2008年全曲集。聴けば聴くほど温もりが広がる情感豊かな歌声が魅力的だ。地道な活動で多くのファンをつかんでいる彼女の歴史が、この一枚に凝縮されている。
CMにもひっぱりだことなっている天童よしみの大全集。カラオケ・ファンにはおなじみのヒット曲はもちろん、ファンに人気のオリジナル楽曲を多数収録。彼女の魅力が凝縮された一枚だ。
静岡県出身の演歌歌手のサード・シングル。小説『冬のひまわり』と同タイトルで、小説の作者である五木寛之が作詞を担当している。ソフトなルックス同様、ポップスにも似合いそうな優しく伸びやかなヴォーカルが魅力的。ファドっぽい間奏も新鮮だ。
昭和9年〜12年の流行歌2枚組全40曲。風雲急を告げる時代でありながら、ホノボノとした青春歌謡が多いことに驚く。大正ロマンの残映を引きずった、嵐の前の静けさに浸っていた時代相がうかがえる。とはいえ、耳に残り、口ずさみたくなる楽曲ばかりだ。
ゾンビーズのシングル・コレクション。1964年発表のデビュー・シングル「シーズ・ノット・ゼア」から1969年発表のラスト・シングル「イマジン・ザ・スワン」まで、イギリスで発表された全シングルのAB面が網羅されている。