2007年9月19日発売
スパイラル・ライフ→スクーデリア・エレクトロと誠実な音楽制作を続けてきた石田の初めてのソロ・アルバム。一見、小難しそうなことをやっていそうで、実は心底ポップという彼の本質がよく出ている。ビートルズ〜ジェフ・リン好きなのがモロバレなのも相変わらず。
“ピアノ・トリオの理想”と呼ばれた、ビル・エヴァンス、スコット・ラファロ、ポール・モチアンからなる黄金トリオの究極の名盤。表題曲「ワルツ・フォー・デビイ」を筆頭に、奇蹟的な名演が並ぶ。
ソニー・ロリンズの代表作であるとともに、1950年代モダン・ジャズの最高峰といえる名盤。ロリンズが豪快にブロウしながらも、ワン・ホーン・カルテットの理想的なアンサンブルが楽しめる。
20代で死去した天才ベーシスト、スコット・ラファロを迎えた黄金トリオの初レコーディング作。まさに“エヴァンス・ジャズの肖像”といえるリリカルな名演が詰まった決定的名盤だ。
アルト・サックス奏者、アート・ペッパーがマイルス・デイヴィスのリズム・セクションとプレイしたイースト・ミーツ・ウエストの名盤。ヘレン・メリルの名唱で名高い「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」での、明るい快演が心地良い。
小粋なスウィング感がたまらないエレガントなピアノ・トリオとはまさにこのこと。ポール・チェンバース、アート・テイラーの名コンビによる傑作。ジャケットもグッド。
歴史的名盤『ワルツ・フォー・デビイ』と対をなすヴィレッジ・ヴァンガードでの貴重な実況録音。ライヴ・レコーディングの10日後に天才ベーシスト、スコット・ラファロが事故死した。
ウエス・モンゴメリーとジョニー・グリフィン、ウィントン・ケリーらが相性抜群の演奏を聴かせる、ギター・アルバム屈指の名盤。1960年代ジャズの魅力が凝縮された、たまらなくホットな一枚だ。
ドラムのケニー・クラークが在籍していた頃の作品。モダン・ジャズの室内楽といった雰囲気で、清楚でさわやかな作風が愛され続けているグループのファースト・ステップ。
フラナガン・トリオの好サポートを受け、オクターヴ奏法とブロック奏法で構成され、ダイナミックにドライヴするウェスの脂の乗り切った時期の作品。ジャズ史上にその名を刻む代表作だ。
モダン・ジャズ史上に永遠のモニュメントを記録したレギュラー・クインテットによる一枚。タイトルどおり、リラックスした中でマイルスの小粋なセンスにあふれたミュート・プレイが堪能できる。
セロニアス・モンクが1人で奏でるピアノの魔力、またジョン・コルトレーンとのコラボレーションが堪能できる一枚。1957年にニューヨークにて録音された、シンプルながら強烈な個性を持った作品だ。
伝説のマラソン・セッションから生まれたプレスティッジ4部作の中でも、冒頭曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の美しさなどから評価の高い一枚。未完の大器コルトレーンの参加もその歴史的価値を不動にしている。
印象的なイントロで始まるタイトル曲に魅せられた方も多いだろう、モダン・ジャズの大人気盤。ケリーの美しいタッチが魅力の作品で、センスよく、ドライヴ感あふれるフレーズが素晴らしい。
ウエスト・コーストの代表的なレーベル、コンテンポラリーからの第1弾。ウエスト・コーストを訪れたロリンズがブラウン、マンの名手をバックに朗々と吹きまくる傑作中の傑作だ。
史上名高いマラソン・セッションで吹き込まれた4作中の一枚。美しいレッド・ガーランドのソロにマイルス・デイヴィスの絶妙なミュート・プレイで始まる「イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド」ほか、ボルテージの高いバンド・アンサンブルが満載。