2007年12月発売
ライフタイム・ベストライフタイム・ベスト
長いキャリアをバランスよくまとめた2枚組。頑なにブルース・フォームにこだわりながらも、その時その時に影響を受けた個性豊かなアーティストのエッセンスを、彼らしくポップ・ミュージックに仕上げるという、意外な器用さが味わえる(誉め言葉)。
ウォンバッツのラブ・ガイド?愛・喪失・絶望ウォンバッツのラブ・ガイド?愛・喪失・絶望
リヴァプールから登場したシニカル・ポップ・トリオのメジャー・デビュー作。斜に構えていながらキャッチーさを併せ持ったポップ・ロックを聴けば、さすがビートルズを生んだ街で育ったバンドと思わずにいられない。おバカなドゥーワップ「女子・男子・有袋類」から引きずり込まれます。
熱情 〜Appassionata〜熱情 〜Appassionata〜
3枚目にして初の本格的なクラシック・アルバム。ドラマ版の『のだめカンタービレ』で、千秋真一のピアノ演奏の吹き替えをしていたから、お馴染みだろう。強弱緩急の押さえどころも的確で、ショパンでの甘さと「熱情」でのダイナミズムとを持ったスケールの大きな演奏だ。
モダン・マインズ・アンド・パスタイムス〜現代的精神と暇つぶしモダン・マインズ・アンド・パスタイムス〜現代的精神と暇つぶし
カーズのエリオット・イーストンなどとの共演で話題となった1作目に続く2作目。リード・ヴォーカルが交代するという事件があったが、音楽的には前作以上に魅力的だ。従来のポップさ、美しいメロディにさらに深みが増してぐっと大人ぽくなった。
ジョナス・ブラザーズジョナス・ブラザーズ
ニック、ジョー、ケヴィン(15、18、20歳)からなる米ポップ・ロック・バンドの日本デビュー作(通算2枚目)。ルックスが可愛くて楽器もこなす実力派。ギターの音とか音楽的なこだわりもなかなかのようで、なかでもヴォーカルが気に入りました。