2005年3月発売
木管楽器をはじめとする個性的な音色の分離と配合の妙、きらびやかな響きとうねるようなオケの流れに巻き込まれてゆく快感。30年を経るうちには別種の洗練を聴かせる録音も登場しているが、当録音は現在でも不動の名盤だ。なお、シンバルムとはいわゆるツィンバロンのこと。★
若い世代の人たちに「サンソン・フランソワ」という名前は歴史上の人物になってしまっただろうか。個性の追求が大切、なんて言葉がチープに思われるほど独自の音楽性を強烈に持ったこの人の音楽は、いつ聴いてもユニークでかつ豊かで、説得力が大きい。
フランソワの指先から今まさに音の粒が迸り出たように新鮮で自在な即興曲。第4番の生き生きとした楽想の飛翔など、ピアノ芸術の真髄に触れる思いだ。民族性に寄りかからずフランス人の感性でショパンの音楽を自由闊達に奏でるマズルカ51曲も光彩を放つ。★
制作・出演
エリザベート・シュワルツコップ / カルロ・マリア・ジュリーニ / クリスタ・ルートヴィヒ / ジャネット・ベイカー / ニコライ・ギャウロフ / ニコライ・ゲッダ / フィルハーモニア合唱団 / フィルハーモニア管弦楽団 / ヴェルディこれがデビュー・シングル。ギターとヴォーカルの西畑とドラム、パーカッション、キーボードの蓮本というユニークな編成の二人組。「うた」はしっとりしたフォーク系の楽曲で、「コンクリートの花」は多少ロック・テイストも感じさせる楽曲。
シングル(5)(11)(12)を含む、通算6枚目のアルバム。どれがシングル・カットされても遜色ないほど質の高い楽曲の数々を、いつものように伸びやかなヴォーカルで歌い上げている。安心したり、なんとなく切なかったり、めまぐるしかったりと、恋するすべての人の心に深く響く。⇒★aiko特集★をチェック!
東京・八王子発のぶち切れバンドの3枚目のフル・アルバム。ハードコア、ヒップホップ、ファンクなどを融合した超ハイパーな音楽は今作でもさらなる磨きが掛かっており、メロディの良さ、演奏の上手さ、曲のカッコ良さはさすがのひと言だ。
しばしの活動休止期間を経て、静かに、しかし力強く復活した三人組。タイトル曲はかつての代表曲のリメイクだが、年輪を重ねたぶん、重みと渋み、リアルな情感が増している。まるでギミックのない歌ものロックだが、そこに誇りを持っているのがわかる。
ヴォーカルの秦千香子を中心とする4人組バンドのサード・シングル。打ち込みを取り入れた音響系寄りの繊細なサウンドと、秦の真摯なヴォーカルによって、淡い日差しのごときピュアな世界観を作り上げている。カップリング2曲はオルタナ的バンド・サウンド。
シングル全曲を収録した初ベスト。バラードやカヴァー路線などいろいろ試みている彼女の活動歴が俯瞰できる重宝盤。が、それゆえ、やはり(4)や(9)の“思わず鼻唄”テクノ路線、あるいは和製カイリー・ミノーグ路線でこそ彼女は輝くと、遠くを見てしまう人もいそう。
日本テレビ系の人気番組によるコンピレーション。番組同様、昭和のヒット曲と平成のヒット曲の両方を収録しているので、懐かしいと感じるミドル・エイジから若いユーザーまで、老若男女が楽しめる。