2005年11月2日発売
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ブラームスのパッションを現代の音感覚のなかで捉えきり鮮烈に解き放った、作品イメージ払拭の快演。溶け合いつつも細部まで耳が届いて情に働く艶やかにして透明な響きの美しさ。表情の変化に鋭敏に反応し互いに発止と切れ込むダイナミズムの速さ。快哉の音だ。★
越路吹雪*愛の生涯越路吹雪*愛の生涯
宝塚を経て、歌手や女優として活躍した越路吹雪のベスト・アルバム。岩谷時子の美しい日本語詞でも人気の高いシャンソン曲を中心にコンパイル。彼女の生涯を描いたフジテレビ系ドラマに合わせてのリリース。
修羅場修羅場
2006年1月発売のアルバムに先行するマキシ・シングル。タイトルこそ物騒だが、(1)はメロディ・メイカーとしての彼女の揺るぎない資質を痛感させられるファンキーなポップ・ソング。(2)は、何と70年代のAORシンガー、ネッド・ドヒニーのカヴァーだ。
十六夜の月/ビリーヴ十六夜の月/ビリーヴ
2人で童謡や唱歌を歌い始めてから20周年となる2005年発表の記念シングル。表題曲は河口恭吾の作詞作曲による純愛ソング。カップリングはNHK『われら生きもの地球紀行』のテーマ曲。
マーラー:交響曲 第5番マーラー:交響曲 第5番
BPO音楽監督就任コンサートの、記念すべきライヴ録音。オーケストラの配置を変え、ワン・フレーズごとに徹底的に吟味を尽くした演奏は、新時代の幕開けにふさわしいものとして大きな話題を呼んだ。
エアリアルエアリアル
12年ぶりのアルバムは、2枚組大作。アンビエント・テクノへの関心をうかがわせる[1]、アコースティックな音色を生かした[2]と表情を振り分け、“休業”中に温めていただろう広がりと深まりをうかがわせる。孤高だが冷たくはないあたりに新境地が。★