2005年11月23日発売
98年のチャイコフスキー国際音楽コンクールの優勝者であるソプラノの佐藤美枝子が、満を持して録音したチャイコフスキー歌曲集。深みを増した声に、大きな成長と自信が感じられる。チャイコフスキーのロマンティックな旋律を満喫できる。
スウェーデン出身のロックンロール・バンドの5枚目のアルバムだ。一本気なハード・ロック寄りのサウンドは尖った刺激があり、パンキッシュでグルーヴ感も備えた彼ら王道のスタイル。北欧版モトリー・クルーといった感じがピッタリのアルバムだと思う。
2000年にインディーズでリリースされた『月凪〜the world of eth-musica』に「月凪」のプロトタイプ・ヴァージョンをボーナス・トラックとして再リリース。それにともなって曲順も入れ替えられた。歌の力と音楽の勢いに溢れた、実に躍動的な作品。
これまでに『JAZZで聴くニューミュージック』などで、クロスオーヴァーな活動を展開しているトーマス・ハーデンが平井堅の作品を見事にジャズ化。おなじみのナンバーがロマンティックなジャズ・ピアノで甦る。
2005年のツアーで披露されるや、ファンからのCD化熱望の声が絶えなかったという(1)は、今の時代にしかるべきメッセージをたたえた名曲。同様の詞世界を繰り広げる軽快な(2)とともに、5人のソロ・パートによってそれぞれの思いが伝わってくるよう。
日本の伝統楽器“Koto”に着目したユニークなシンガー・ソングライターのデビュー・アルバム。Kotoによる弾き語りスタイルで、雅やかな音色とポップ感の融合が心地良いヒーリング・ミュージック的サウンドが楽しめる。
オランダ出身のシンガー・ソングライターによる、前作からおよそ1年半ぶりのアルバム。ジャザノバ主宰のレーベル、ソナー・コレクティヴからリリースされた本作は、まるで60〜70年代のポップスが持つ最良の部分を抽出したような珠玉の名盤である。
何をどうやってもピロウズはピロウズ。驚くほどシンプルなロックンロールながら、豊かな世界の広がりを映し出す曲作りのうまさはすでに円熟の域に。姿勢はポジティヴで攻撃的で、リフは鋭角でキャッチーで、メロディはあくまで泣ける。迷いなし。
父でもある吉本新喜劇のコメディアン、井上竜夫とデュエット曲「ナイト大阪」でも有名な演歌歌手、井上実香の看板ソング「大阪恋みれん」の再レコーディング盤。何度も歌い込んだ楽曲だけに圧倒的な説得力がある。
日本語を含む6ヵ国語を操る歌い手/書き手で、ほとんどの歌詞は自作。「Jupiter」の英語歌詞も自ら書いている。耳に心地よい声はややハスキーで、カレン・カーペンターを彷彿とさせる。CM業界ではすでに大物のようだが、未聴のヴォーカル・ファンは必聴。★