2004年2月発売
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
日本ではリーダー作が紹介される機会が少ないベースの名人の実力が堪能できるアルバムの登場だ。ピアノ、ギターとのトリオ編成で、レイ・ブラウンにちなんだ名曲を取りあげた。ストレートなジャズ・ベースの醍醐味が味わえるヴィーナスらしい大人のジャズ。
Shh...Shh...
通算15作目のオリジナル・アルバム。槇原敬之、ゴスペラーズ、田島貴男など豪華スタッフ陣を迎え、お洒落なバラードからラッツ&スターへのオマージュ・ソングまで盛り沢山な12曲入り。
First Trip 初行First Trip 初行
「シェルタリング・スカイ」を使った(8)がきっかけで坂本龍一との共演を果たした、韓国人気ラッパーの本国では2003年春に出た2作目。作・編曲/制作すべて彼。嘆きの深さ物語る曲調、闘いつづける姿勢見える韓語ラップの響き、シンプルな作風……強烈に聴く者を惹きつける。
so Sniper...so Sniper...
坂本龍一との共演で話題を集めている韓国の人気ラッパー、MCスナイパーのデビュー作(2002年発表)。日本語よりも韓国語の方がアクセントが強い上に切れが良いぶん、ラップ向きのように思える。韓国社会に根ざしたメッセージ性の強い歌詞、視点も面白い。
ローマの休日ローマの休日
ロカビリー、ドゥー・ワップ、ブギウギなどをミックスしたモダン・ジャイヴ・サウンドで注目された英エセックス出身のローマン・ホリデイ、83年のファースト。ヒット曲(1)ほか、景気のいい管楽器とスウィング感あふれるビート・チューンの楽しさは、今でも新鮮だ。
ブルガリアの心ブルガリアの心
ブルガリア出身のカサロヴァが祖国の音楽を心をこめて歌っている。ブルガリアン・ヴォイスのようなコーラスとともに歌うカサロヴァは、いつものオペラの彼女とは随分違っている。これがカサロヴァの音楽的なルーツなのだろう。とても興味深い一枚だ。