2003年5月発売
5枚目となるマキシ・シングル。素朴で切ないメロディを主軸にしたゴーイング節が全開。どこか懐かしく、胸をキュンとさせる。ほのぼのしたカップリングも味わい深い。初回盤はCDエクストラ仕様でタイトル曲のプロモ・クリップも収録。
2003年が生誕50周年となるテレサ・テン。彼女の命日である5月8日にあわせベスト・アルバムが発売される。「つぐない」をはじめ代表曲が網羅された内容で、未発表写真なども掲載。
73年に秋吉が結成したビッグバンドのデビュー作。小野田少尉を題材に能の謡を取り入れ話題となりジャズ・ディスク賞を受賞した意欲的な代表作品。日本とアメリカを躊躇することなく渾然と一体化させた大胆な試みは何年経ても色褪せていない。あらためて拍手である。
生誕地である中国・大連の思い出をモチーフに作られたタイトル曲は秋吉の代表曲であり、彼女のお気に入り。日本人の精神性をサウンドのカラーに巧みに取り入れ、独自の響きを表わしたユニゾン部分と、でありながら奔放にスウィングする空間を用意した緻密なスコアは、彼女の独壇場。
タイトル曲(1)の躍動感! 50年代、単身でアメリカに渡り、長年ビッグバンドを維持し続けるという信じられないようなバイタリティを持つ、この素晴らしい女性を音にしたような曲。総勢16名のフル・バンドが完全に一つにまとまって生み出すアンサンブルは圧巻。
秋吉が尊敬するミンガスの死を追悼して吹き込んだ入魂の一枚。表題曲ではミンガスの斬新な音楽性から影響を受けたアレンジを聴かせてくれる。そのほかの曲でも、日本的な情緒がジャズ・オーケストラに溶け込んで、彼女ならではのサウンドが響く。
破竹の快進撃で70年代を過ごした夫妻コンビが、初めて取り組んだタバキン・ソングブック。全曲をダンナが書き下ろし、カミさんがアレンジした。「肩の凝らないものにしたかった」と言うとおり、ジャズ・ファンに共通する琴線を震わす“愛”が出現。