2003年5月発売
発売元
キングレコード株式会社ケンプ・トリオのデビュー盤。名手揃い(たとえばチェリストは2002年のチャイコフスキー・コンクールで入賞したばかり)で、隙のない緻密なアンサンブルを聴かせている。三者のバランスの取り方への配慮は絶妙で、主張とサポートの役割分担も見事。
デビュー15年目を迎えた麻生詩織のメモリアル・ベスト・アルバム。最新シングルの「北国はいいよね」はもちろんのこと、代表曲である「恋唄綴り」や新録2曲も含む、全14曲を収録している。
“6ヵ月連続リメイク・シングル・シリーズ”の第5弾は、ジュディ・アンド・マリーのヒット・チューン「ハロー!オレンジ・サンシャイン」。恩田快人がプロデュースを手がけたサウンドは、(原曲以上に)ストレートなバンド・サウンド。原曲への愛情が感じられるヴォーカルもステキ。
最初から話は脱線しますが、日本人声楽家の留学先で、最近アメリカ留学がブームなのご存じ? 名教師が本場より多いのです。だから現在活躍中の歌い手、米国籍が多いでしょ。そしてまたまた米国出身のメゾ。確かなテクニック、深い音色、伸びやかな歌唱。有望。
制作・出演
ウィリアム・クリスティ / ガエル・メシャリ / ステファニー・レヴィダ / ネイサン・バーグ / フランソワ・バゾラ / マテュー・レクロアール / マーク・パドモア / ラモー / レ・ザール・フロリサン躍動感に満ちたレザール・フロリサンの響きが流れ出すと思わず喜色満面となる。クリスティの明晰な指揮のもとパドモアを始めとする芸達者が繰り広げるドラマに息をつく暇もない。ラモーの秘曲『ゾロアストル』の魅力を余すところ無く引き出した名演である。
制作・出演
ASKOアンサンブル / カロリーネ・シュタイン / ジェルジー・リゲティ / ジョナサン・ノット / ハインツ・ホリガー / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マリー=ルイーズ・ノイネッカー / マルグリート・ファン・レイセン / ラインベルト・デ・レーウ透明に伸びてサラリ淡彩なアンサンブルとフルートの清楚な音色が響きあって、いわばそこはかともの哀し。直情のイマジネーションではなく、空気のゆらぎ風のそよぎに静かに身を溶かして感じる何やら無常のときめき。息を詰めないそのぽかりとした時間がいい。
小柳ゆきリミックス集。ただし、声だけの状態から各敏腕DJが構築しているだけあって、どれも自然な仕上がりだ。特に、(5)のLADY Qのラップは、ライヴ的な迫力で、小柳の声の良さが再認識できる。リミックスものを買って後悔した人へのリベンジの一作。