2003年1月22日発売
高田の歌を聴くといつもほっとさせられる。それはほのぼのとした彼の個性によるものだろう。平井堅の大ヒット(1)では、高田がカントリー風のアレンジと子供たちのコーラスを巧みに重ね合わせる。テックス・メックスの響きもあるサウンドは実に屈託がない。
西岡の歌にはノスタルジックな響きと素朴な明るさがある。そしてどこか物悲しい。その魅力が1枚のアルバムに凝縮された。幻のグループ、鈴木茂とハックルバックの参加も興味深い。無邪気な夢が儚い人生と重なる。そんな歌詞の数々がいまも新鮮に響く。★
80年代初頭の東京ライヴ・ハウス・シーンの主役、遠藤ミチロウ率いるザ・スターリンのリマスタリング・ベスト・アルバム。ここに収録された17曲に込められた、パンクというスタイルが持ち得た柔軟な表現は、今こそあらためて再確認されるべきなのでは。
徳間ジャパン時代の、つまり80年代初頭の音源の編集盤。ベスト盤とのことだが、前半はセックス・ピストルズの(5)などオリジナル・アルバム未収録曲で構成されており、そういうレア音源にけっこうザ・スタークラブの面白さが感じられて、興味深い。
社会への不満、10代特有の葛藤といらつき、わずかな夢に向かって突き進む情熱。70年代の終わりからスタイルをまったく変えることなく走ってきたTHE MODSの歴史がつまったベスト盤。攻撃的なサウンドはもちろんだが、森山達也のメロディ・センスの良さには本当に驚かされる。
フィンランド産ブラック・メタル・バンドの3作目。いわゆるデス声は確かにブラック典型版だが、スピーディで正確なザックリもののリフは随所に織り込まれたメロディアスなラインはむしろスピード・パワー・メタルに近いノリ。作品数に伴ない貫禄も漂う。
デンマークのピアニスト、ニルス・ラン・ドーキーが全編で弾き、曲によって三人のチェロ奏者が入れ替わり立ち替わりメロディを取っていく。ドラムレス編成でムードある曲が多く、アグレッシヴな雰囲気はない。レストランなどのBGMに最適だろう。