2002年3月発売
この時代にあえて熱苦しく一本気に思いのたけをぶつけるバンド、ガガガSPの新作。熱血フォークとパンク、ハード・コアが合体したかのようなサウンドに乗せて、リーダー、コザック前田が叫ぶ。カッコ悪く中途半端な青春真っただ中の心の叫びである。
通算8作目のマキシ。アップ・テンポでまくしたてるように明るく人生を歌う。彼らの好調ぶりをそのまま詰め込んだような勢いを感じる。売れていることへの自戒のような「TVスター」、クラクションの音で始まるスカ調の「キミへのドライブ」もそれぞれおもしろい。
2002年3月10日、日本武道館のライヴを最後に解散するシャム シェイド。約6年半に渡る活動の軌跡を全16枚のシングルで辿った、この最初で最後のベスト盤で、彼らの全てを堪能してほしい。
ソロ・デビュー・シングルとなる前作『the end of shite』から一変、ピアノをバックにじっくり聴かせる仕上がりとなった今作では自ら作詞を担当。アクのある印象が強いシンガーだけに、素直な歌声に映し出された心象風景が、より際立って感じられる。⇒★YUKI特集★をチェック!
ヒット曲「Way to Love」ほか最新シングルでドラマ『ナースマン』の挿入歌「Endless Harmony」までデビュー以来のシングル5曲を収録したファースト・アルバム。バラードからミディアム・テンポを中心にキャッチーなメロディとサウンドでしっとりと聴かせる。
1曲ごとに異なる豪華プロデューサーを起用し、ハウス、ヒップホップ、ソウル、ダブなど多彩なアプローチを試みた作品。だが、嶋野百恵自身のソウルフルでセクシーなヴォーカルに確固たる存在感があるため、どんなスタイルでも彼女の個性が際立っている。
アイドルから大物演歌歌手まで、秋元康がプロデュースに加わった作品のコンピ盤ポニーキャニオン編。作詞家というより生来の構成作家。80年代以降、時代感覚を上手に弄び続けるヒット・メイカーの軌跡だ。J-POPを開化させた百花繚乱の仕事ぶりは見事。
ドイツ音楽の本流を痛感させる重厚かつ深遠なブルックナー演奏である。ヴァントがケルン放送響と1974年から7年を費やして完成させた全集の出発点となったのがこの第5番。派手な金管でも違和感がない。それほどスケールは甚大!
3曲入りシングル。タイトル曲は、寒いメロディ&サウンドにグローバルな見地から放たれるメッセージが見事に融合した名曲。2曲目、3曲目に聴けるサウンド・スケープなども、とても若手にはできまい。さすがはベテランらしい充実した一枚。
先行シングル「見上げてごらん夜の星」を含む初のカヴァー・アルバム(2曲オリジナル)。各曲ごとにヴァイオリンのダイアナ湯川、オカリナの宗次郎、アルパの上松美香などを迎え、コラボレーションによる変化に富んだ質の高い演奏が楽しめる。