2000年8月23日発売
94年リリースの衝撃的デビュー・アルバム。イギリス出身のドゥーム・トリオがおくる真性ドゥーム・サウンドは、甘っちょろいメタルに飽き飽きしたあなたにこそ捧げたい本物のヘヴィ・メタルだ。
スリープの『エルサレム』と並ぶドゥーム・ロックの歴史的名盤。97年発表のセカンド・アルバムである本作品は、とにかくヘヴィ、死ぬほどヘヴィ。そして、これぞほんとうのメタル。
“デオダート”の名を一躍世界に知らしめた傑作。クラシックを素材としたアレンジの可能性を大きく広げたアルバムとして今聴いても新鮮だ。現在クラブ・シーンからも再評価されている。
みんながやりたいことをケロッとやっちゃうという点ではデオダードは筆頭選手だ。クラシックの編曲という場合、とりわけあっと言わせる能力を最高に発揮するようだ。73年にCTIからリリースされた第2作。翌74年の彼の来日は印象的だった。
CTIグルーヴの2枚看板、デオダートとアイアートのそれぞれの絶頂期のライヴを収めたアルバム。どちらも“南海の楽園”を指向した音づくりで、完成度の高い演奏になっている。
CTIを代表する大ヒット・アルバム。ヒューバートは、ジャズとクラシックの両分野で活躍しているだけに本アルバムの選曲はうってつけだ。ドン・セベスキーのアレンジも抜群に冴えている。
ヒューバート・ロウズCTI最終作。抜群なテクニックもさることながら、フルートの音の美しさも際だっている。若き日のデヴィッド・サンボーンのソロもフィーチャーされているのも魅力だ。
『スパイ大作戦』や『燃えよドラゴン』などの映画音楽で知られるラロ・シフリンがCTIに残したとびきりファンキーなアルバムだ。自由な遊び心に満ちたカラフルなアレンジが楽しい。
ラロ・シフリンCTI第2作。クラシックや映画音楽を、ファンキーなジャズ/フュージョン・サウンドにオーケストレーション。アレンジャーとしての手腕が見事に発揮されたアルバムだ。
世界でパティ・オースティンの名をビッグにしたのは、いうまでもなくクインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」の大ヒットである。この76年の作品がソロ・デビュー作で、抜群の歌唱力と表現力、さらには殆どが自作曲であるという才能も既に輝いていた。
パティ・オースティン第2作。デイヴ・グルーシンの好プロデュースを得て、才能が一気に開花したアルバムだ。ラテン・テイストも交えてリラックスしたサウンドをバックに歌唱力がさえる。
制作・出演
ウィル・リー / エロール“クラッシャー"ベネット / チャールス・コリンズ / デヴィッド・スピノザ / パット・レヴィロット / パティ・オースティン / マイケル・ブレッカー / レオン・ペルダーヴィスJr.発売元
キングレコード株式会社パティ・オースティンCTI時代唯一のライヴ・アルバム。ファンキーなナンバーを中心にグルーヴ感あふれる歌が堪能できる。若き日のマイケル・ブレッカーの切れ味鋭いソロが聴けるのも魅力。
常にその時代のポップスを自分のものにして歌う姿勢をつらぬくニーナ・シモンの傑作だ。淡々とした中にも深い人生経験が感じられる歌は、慰めに満ちていて、本作はとりわけ格調が高い。
クラブ・ジャズ・シーンで人気のマルチ・リード・プレイヤー、ユセフ・ラティーフのCTI時代の傑作。アート・ファーマーの参加でサウンドがふくよかさを増し、奥行きの深い演奏を展開。
いかにもテクニシャンらしい選曲の、名手アービー・グリーンの代表作。ファンキーでブルージーで泥臭いが、その分トロンボーンの音色をいかしたメロディアスなバラードが引き立っている。
クラブ・ジャズ・ファン垂涎のアイテムの登場だ。“グルーヴ・マスターズ”の名にふさわしい、ファンキーでソウルフルな演奏は今聴いてこそカッコいい1枚だ。ダンス・ファンにもお勧め。
自らのルーツを求めて、長くアフリカに渡っていたランディ・ウェストンの、錚々たるメンバーによる代表作。“母なるアフリカの大地”を強く意識した、土着的な要素を活かした演奏が展開する。