1999年4月21日発売
ディープ・パープル、レインボーの主要メンバーだったリッチー・ブラックモアのアコースティック・プロジェクト第2弾。ユニットのテーマともいえるピュア・ルネッサンスとロックとの融合は、このCDのなかで十分に消化され、聴き手を穏やかな夢想感へと誘う。
今やグレイプバインの代名詞ともいえる、切なさ爆裂のキャッチーな亀井節が冴えわたるタイトル曲ほか3曲入りのマキシ・シングル。UKタッチなリミックス曲こそが、実はいなたいソウル・ロックが根底にある彼らの本質を明確に描いている気がする。
その容姿からは予想できない、芯のあるロックな歌声にまずびっくりさせられる。歌い方も、ヘヴィな恋愛の詞も、一番近いキャラクターは、最近なら椎名林檎だろう。そして自分の世界をしっかり持っているだけに、どの曲もパワフルだ。⇒★aiko特集★をチェック!
かなりザックリとした音に仕上がったアルバムだ。生音重視から打ち込みベースの音まで、その手法はさまざまながら、全体を通して伝わってくるのが、骨っぽくワイルドなギター・サウンド中心のロックということ。より躍動的スタイルへ近づいたオリラヴがいる。
80年代前半におニャン子で青春を過ごした男性に最適のB面集。A面に比べてやはり影のある歌詞やセンチな曲調が多く、なんだか聴くうちに切なくなることうけあいの一枚。歌は今聴いてもヘタですが。しかし後藤次利はパクリがうまかったんですなあ。
シューマン、ブラームス、メンデルスゾーンの3人を軸に、クララ・シューマンやファニー・メンデルスゾーンも加えて、ドイツ・ロマン派の流れを意識したアルバム。彼らの音楽に対する仲道の深い共感が伝わってくる。安定感ある音作りにも好感がもてる。
制作・出演
クリストファー・レミングス / ジェレミー・ローズ / ジョン・ハドソン / トーマス・バーナード / ピーター・ロビンソン / レスリー・ギャレット / ロンドンBBCコンサート・オーケストラ / ヴェルディ“売れなくても世紀末までは解散しない、売れていても世紀末には解散する”。デビュー当時の宣言通りに今年、聖飢魔IIが解散する。そこで発売された中教典が、デビュー曲「蝋人形の館」の再演盤。見た目はキワものだが、音楽性は高いバンドだったと実感。