音楽むすび | 1996年12月発売

おなじみプラハのドヴォルザーク・ホールのオルガン。60年生まれというチェコの若いオルガニストによる全集の1枚目。派手なことをしない人で、幻想曲でも即興的な趣はなく、フーガもそれほど切迫感を感じさせないで歌う。コラール集を聴いてみたい。

ロバート・フリップが主催するレーベルのカタログCDです。なんて商魂逞しい……! って思ったけどこのお値段なら良心的。これから発売される予定の曲も収録されていて、ちょっとしたカタログも付いているので、クリムゾン周辺を手探りで研究している方は是非。

93年にスタートし、おもに海外で活動してきたシュガープラントのメジャー第2弾アルバム。“サイレント・トランス・ミュージック”と呼ばれるその音楽性は、アンビエントとポップの境界線にあるという感じで、聴く者を心地よい空間に誘っていく。

美しいメロディと爽やかなハーモニーで人気を博した秋田出身のフォーク・デュオが74年にリリースしたデビュー作を初CD化。とぼけたグループ名とは反対に、わりとシリアスなラヴ・ソングが多く、当時のファンもほとんどが女性だったように思う。