1996年10月発売
ザ・スーパー・スーパー・ブルース・バンドザ・スーパー・スーパー・ブルース・バンド
67年9月録音のオリジナル盤に同年1月の『スーパー・ブルース』から5曲をプラスしている。ブルースの巨人と呼ばれるボ・ディドリー、ハウリン・ウルフ、マディ・ウォーターズにリトル・ウォルターらによる共演だが、何と罵り合いの喧嘩セッションだ。
ブロウイン・ザ・ブルース:ブルース・ハープ・アンソロジーブロウイン・ザ・ブルース:ブルース・ハープ・アンソロジー
シカゴ・ブルースの名門、チェス・レコードの音源から、タイトル通り、ブルース・ハープの名演、名曲を集めた好企画盤。ハーモニカが主役のアルバムというわけだ。ちょっとした音色の違いから、息継ぎを駆使したそのねっとり感をじっくり堪能したい。
恋におちた時恋におちた時
伝説のバラディアーである亡き父ナット・キング・コールの懐かしき音源にヴォーカルを被せ、夢のデュエットを実現させた『アンフォゲッタブル』から5年。今回はアルバム『スターダスト』からの1曲。「恋におちた時」を3ヵ国ヴァージョンで聴かせる。
ハッシュハッシュ
ディーブ・パープルの作品の特徴は「様式美」であると言われている。みごとな起承転結で、ロックを超えたシアトリカルな大きさを感じさせた。この10枚は、アルバム・タイトルがそのまま中身を象徴している。つまり、「イン・ロック」とか「詩人タリエシンの世界」とか、タイトルから想像出来る音楽にいつわりなしである。最大のヒット曲“スモーク・オン・ザ・ウォーター”を含む「マシーン・ヘッド」が有名だ。スイスのモンタレーのホテルに、レコーディング・ユニットを持ち込み録音したといういきさつも、当時は話題になった。ライブ感覚を出すためだそうだが、その頃から音に対する気配りには定評があった。