1995年発売
バンピン・ヴォヤージバンピン・ヴォヤージ
デビュー後9年の間に、カリブやジャマイカに立ち寄り、様々なエッセンスを吸収したうえで、ブラック・ミュージックへの憧憬をごく自然に表出させた95年のアルバム。心震わすバラードも、ファンキーなナンバーも、久保田節とでもいうべき世界を完全に構築している。
イッツ・オンリー・ア・バラードイッツ・オンリー・ア・バラード
こういう人を、ヴォーカリスト中のヴォーカリストというのかもしれない。作品の中に自らの人間をほとんど投影させることなく、あくまで楽曲そのものの世界を歌い手として気持ちよく聴かせる。しなやかで伸びやかなヴォーカルは、彼の最大の魅力だろう。