1994年4月発売
以前海賊盤で出回っていた貴重な音源のCD化。コレトレーンが独立しようとしていた頃のものだけに、音楽性のズレと緊張感が伝わる。この欧州楽旅時の音源は既に発表されているものもあるだけに、熱心なファンに喜ばれる内容。音質もかなり良くなった。
例の「黄金のカルテット」といえば、インパルスに多くの作品があるが、本作は私家盤として出回ったことのある62年11月オーストリアにおける実況録音。次第に演奏時間が長くなりつつある時期だが、ライヴならではの迫力とパワーが全編で横溢。音質良好。
グループ全体に覇気が感じられない。ドルフィーは非常に能弁にプレイを綴っているが、臨時編成のコンボ故か何となくまとまりのないソロに終始する。しかしドルフィー・ファンにとっては貴重な演奏だし、そうした意味からして録音の悪さも気にならない。
ドルフィーにハンコックとは面白い顔合せだ。しかしそれが音楽的にどうかとなると、ファンには貴重な未発表作品ではあるが、ここでの競演に期待を上回るものは残念ながらない。ドルフィーの演奏がいまいちいつもの奔放さに欠けている点も否めない。
随分前から海賊盤で紹介されていた作品の正規盤だが音質に改善の跡はない。豪華なミュージシャンの組み合わせには興味がそそられるし、内容もそれぞれがかなり立派なものと言っていいだろう。中ではやはりマイルスがらみの(1)〜(4)が素晴らしい。
ハンプトン・ビッグ・バンドが53年9月に行なった欧州楽旅には、クインシー、ブラウニーといった当時の花形スターが在籍していたが、本作はその時のラジオ用音源のCD化。どちらかというとコレクター向けの内容だが、(8)ではブラウニーのソロも収録。
飛び入り参加ふうなジャムにせよ、大変なメンバーが揃ったものだ。まだ無名だったチェットとクリスは、パーカーと一緒に吹けて身が縮こまったはず。それでも臆せず名演を披露。パーカーはチェットにマイルス・デイヴィスをだぶらせていたに違いない。
カンゼル&シンシナティ・ポップスの新録を楽しみにしている音楽ファンも多いと思う。今作はラーナ&ロウによるミュージカル5作のナンバーをメドレーで収録。臨場感いっぱいのキラキラ輝くゴージャスなサウンドが、各曲に新たな味わいを生みだしている。