1994年11月発売
グッド・タイムス・ローリングッド・タイムス・ローリン
憂歌団も段々と洗練されてきたものだ。木村秀勝のヴツ切りヴォーカルを強調した(1)で始まるだけに。古い憂歌団ファンには(8)のようなブギウギ・タイプの曲もあるのでぎご安心を。ボサノバ風の(4)などホルモン焼きみたいに色々そろえて勘太郎ギターが泣く。
バッハ:「ゴールドベルクバリエーション」バッハ:「ゴールドベルクバリエーション」
静かに大きく息を吸い込み、それをゆっくりと吐き出していく。そんな演奏である。真正面からアプローチし、ひとつひとつの音を確実な形にして空間に生み出していく。非常にゴツイけれど、とても温かなバッハ。もっと遊びがあってもよかったとも思う。