1993年発売
とりわけ10月の風がとりわけ10月の風が
今どき“清貧の思想”などとさも何かありそうに言われるとケッてな気になる。70年前後の東京・中央線周辺は清貧だらけだったではありませんか。そればかりか75年になっても清貧の歌をマジでうたってた人もいた。でも当時の清貧が何を生んだかといえば…。
シベリウス:劇音楽「テンペスト」シベリウス:劇音楽「テンペスト」
「シベリウスはもはや自分の声で述べるべきことが何もないのでエリザベス朝音楽の仮面をつけている」とコリン・ウィルソンは評した最晩年の大作。フィンランドの演奏家たちによる初の全曲録音に耳を傾ける時、目の前に浮かぶ世界はシェイクスピアorシベリウス。
ますます
元祖“中年ロッカー”率いるロックバンドの10周年記念作品。清志郎、斉藤誠、杉本恭一、杉真理、奥田民生など、人脈を生かした豪華作家陣の個性的な作品を器用にこなす実力は伊達じゃない。(9)のブルースのシャウトや(10)など、歌詞と音が連動しての毒気が聴き物。
新ピアノ名曲全集1「バロック名曲集上」新ピアノ名曲全集1「バロック名曲集上」
ピアノ学習者が最初に出会うバッハは恐らく「メヌエット ト長調」という曲だろう。平易な小品であるがゆえに忘れられがちな名曲。バッハやヘンデルの大曲のエッセンスがここに凝縮している。だから教材用というだけでなく耳を傾けてみてほしい。