1993年3月21日発売
愛の哀しみ愛の哀しみ
誰ひとりとして亜流が出てこないカナダの異才、レナード・コーエンが1974年に発表した作品で、それほど、この人の才気溢れる歌詞と、呟くような歌声は孤高のものがあるということだろう。ジャニス・イアンの参加、「チェルシー・ホテル」の収録が話題。
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番&第2番フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番&第2番
おそらく主導権はスターンが握っているのだろう、他の3人がいつもとは少し違った傾向というか同じ理想というか、ともかくたいへん親密で抑制のきいたアンサンブルに仕上がっている。やや渋い印象があるが、味わいのは格別のものがある。
マーラー:歌曲集マーラー:歌曲集
バーンスタインがマーラーのスペシャリストとしての名声を確立しつつあった頃の録音。バーンスタインのピアノ伴奏によるマーラーの歌曲録音が2枚のディスクに収められている。バーンスタインのピアノも、F=ディースカウらの共感あふれる歌唱も忘れ難い。
想い出の歌想い出の歌
日本の名歌を聴かせてくれる。聴き流して楽しむには歌唱が立派すぎるし、歌の心を声に乗せるには、またじっくり日本の名歌を味わうにはアレンジが凝りすぎたり、洒落すぎていたりで、歌唱あるいは歌のもつ味わいを押しのけている感がしないでもない。
エンジェル・ソングエンジェル・ソング
相当のキャリアを感じさせる自作自演シンガーのファースト・アルバム。チェスター・トンプソンやアレックス・アクーニャらが参加したLA録音で、70年代気分のメロウなAORサウンドが心地よい。こんなに心地よくていいのかな、と思わせるナゴミの1枚。
夕日は昇る夕日は昇る
日常性へ埋没しきり“忙しさ”によって充足されている人々には、相当にうっとうしい歌だろう。ヴォーカリストとしては稚拙だが、だからこそ説得力を持つフォーク・ソングの伝統を再現している。