発売元 : 株式会社ギザ
春の日を感じさせるようなミディアム・テンポのアコースティック・サウンドに柔らかく問い掛けてくるような優しいメロディ。サラッとしていてパンチには欠けるものの、ヴォーカルの意思と芯のある歌声が印象的で全体を大きく包みこんでおり、安定度の高い作品になっている。
テレビにはいっさい出ず、ライヴもやらないというスタンスながら、根強い人気をキープしている彼女の21枚目のシングル。彼女の曲を聴くと、曲のよさとかいうことより、独特な音質感覚(音数少なく、こもったような録音方法)にいつも耳がいってしまう。
現在の女性ヴォーカル・シーンでは歌唱力、表現力において高い偏差値をほこる彼女の軽快なダンス・ナンバー。これまでもポップな曲はあったものの、ここまで垢抜けた感じはなかったので一皮剥けた印象。静と動を巧みに使い分ける、彼女らしさの出た曲である。
NTV系アニメ『名探偵コナン』エンディング・テーマ曲。ストリングスの利いたロッカ・バラードなのだが、詩の優しさが全体をまろやかに仕立て、余韻の残る曲となっている。それにしても、最近のアニメ関連の音楽は質が高いのだなあと感心するばかりです。
85年生まれの女性シンガー。すでにカヴァー・ミニ・アルバムをリリースしていたが、オリジナルのシングルとしてはこれがデビュー作品となる。ボサ・ノヴァのオシャレな雰囲気の曲に、やや気怠げなヴォーカルが乗り、大人な世界がしっかりと確立されている。
アニメ『探偵学園Q』のエンディング・テーマの表題曲は、ドラマティックなシンセ・サウンドをバックに、クセのないクリアな歌声が希求的に響きわたる。中盤には、意外なラップもフィーチャー。リズミカルながら、そこはかとなく哀しげなカップリング曲も良。
ラテンっぽい雰囲気のパーカッションとギターを軸としたサウンド・メイキングのなかで描かれるのは、昭和50年代後半の歌謡曲を想起させる、ノスタルジックなメロディ・ライン。GARNET CROWの音楽性のとんでもない広さをあらためて証明する15枚目のシングル。
デビュー以来初のべスト盤。ミリオン・ヒット「Love、Day After Tomorrow」以下、話題のシングルが勢揃い。アルバム初収録の「Simply Wonderful」も。
2003年度にレーベルであるGIZA studioが放ったシングル、アルバム全52タイトルからセレクトされた26曲を収録。倉木麻衣を筆頭に愛内里菜、GARNET CROW、滴草由実など実力派女性ヴォーカリストが多く聴きごたえあり。レーベルのよさを再認識させられる。
これまでリリースされたシングルから、12曲をセレクトした愛内里菜のシングル・コレクション。収録曲のほとんどがテレビやCMとのタイアップ曲としてオンエアされた話題曲ばかり。
倉木舞衣などを輩出したGIZAスタジオが送り出した女性リズム&ブルース・シンガー、滴草由実の1作目。天性とも言える音感とリズム感の良さを武器に、ダンサブルに決めていく。まだ18歳ながら歌声に漂う色気もまた魅力だ。
ヴォーカルの松永安未を中心に結成された4人バンド、the★tambourinesのサード・アルバム。先行発売された「everything is nothing」を含む全8曲を収録。アコースティックなバックに松永のメランコリックなヴォーカルが重なり、センシティヴな曲が心地よい。
これまでのアルバム収録曲とシングル、カップリングからセレクションした小松未歩の隠れた名曲集。歌詞に込められた“言葉”をテーマにしたコンセプト作品で、歌詞カードを見ながら聴けば味わいは一層深いものに。冬の季節にじっくりと染み入るアルバム。
アニメ『名探偵コナン』オープニング・テーマ「君と約束した優しいあの場所まで」でファン層を広げた三枝夕夏 IN dbの1stアルバム。三枝夕夏の素直でひたむきな歌詞とヴォーカルは好感度大だ。
アニメ『学園探偵Q』のエンディング・テーマとしても起用。岸本早未の持つ強い歌声の魅力を活かすべく、ラテン/スパニッシュなムードを盛り込んだリズミックな表情を前面に押し出した情熱的なポップ・ナンバー。歯切れ良いリズムと妖しげに絡んでゆく美麗な姿がとても魅力的。
ブラック・ミュージックの素養を力強く表現することに成功したファースト・アルバム。R&B、ヒップホップをセンス良くインストールしたバック・トラックも秀逸だが、伸びやかで、力強い彼女のヴォーカルは、黒っぽいグルーヴをしっかりと体現していて、気持ちいい。
GARNET CROWのサード・アルバム。最新シングル「君という光」ほか、「スパイラル」など全12曲を収録。センチメンタルで牧歌的なアコースティック・サウンドとエンヤ風の広がりのある世界が独特だ。心地よいだけではない、実験的なメロディと音作りが意欲的だ。