発売元 : ビデオアーツ・ミュージック株式会社
グループ3枚目のライヴ盤は、結成25周年に当たる2002年に行なったワールド・ツアーの中からオランダ公演を収録したもの。テンプテーションズやビートルズらの作品をカヴァーしているのはライヴらしい趣向だし、日本盤のみ6曲多い構成になっている。
ミスフィッツのジェリー・オンリーが、ラモーンズのマーキー・ラモーンらと制作した50年代ロック名曲のカヴァー集。ポップ&ハードな演奏からは、大好きな曲を楽しんで作ったことがダイレクトに伝わってくる。初回限定の5インチ・アナログ盤も最高!
ジャズ・スタンダードからマイケル・フランクス、ボブ・ディランなどの名曲カヴァー集。シャウター上田がウィスパー正樹に変身。肩の力を抜いたあのハスキー・ヴォイスで、語りかけるように歌い、歌うように語りかける。この新境地で次はオリジナル曲を聴きたい。
ボサ・ノヴァを中心に多彩な曲をカッコよく演奏している作品。「ルート66」はファンキー。スティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」はカリビアン・テイスト。ルー・ソロフ&アンディ・スニッツァーのフロントが強力、D.マシューズの編曲は職人芸の世界。
東芝EMIへ移籍してさらなる飛躍を遂げたジャズ・ヴァイオリン奏者、寺井尚子のビデオアーツ時代のベスト盤。4枚のアルバムから選曲。ミシェル・ルグラン作(12)のみ未発表曲。彼女のテクニックと表現力の高さをあらためて実感する。オリジナル曲も聴きものだ。
のりにのっている実力派トランペット奏者とサックス奏者をフィーチャーした豪快なジャズ。剛速球をかっとばす松井のホームランのようにダイナミックで爽快。つわもの同士が真剣勝負を挑むようなソロの応酬は圧巻、息のあったアンサンブルもかっこいい。★
ここ10年、クラシックの方を向いていたJJがデビュー当時のバンドを再結成し“4枚目”を発表。コレが本当に25年前まんまの音で嬉しいやら呆れるやら。日本盤のみトッド・ラングレンのカヴァーを収録、これがまたイイ。来日公演やってくれ〜!
アン・サリーは心臓外科医でもある異色のシンガー。彼女の歌唱は、フュージョン、ブラジル音楽、ポップスなど幅広いジャンルから影響を受けているようだ。ジョニ・ミッチェルやセシリア・ノービーにタイプが近い。選曲も実に幅広い。日本発のユニバーサルなポップ。