発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
ハチャトゥリアン没後20周年企画という渋〜いディスク。それだけに力の入りようも半端じゃない。全曲版の初デジタル録音盤として貴重なだけでなく、演奏も指揮者の共感と熟練を感じさせるクオリティの高いものだ。クリアで残響豊かな録音が華を添える。
かつてのケンブリッジ(クラシック)・バスカーズを彷彿とさせるお遊び系オペラ・アリア集の数々。この種の企画では奏者のセンスや腕達者ぶりが成功への鍵となるが、名手集団カルテット・ジェラートなら文句はない。「ばらの騎士」組曲の編曲の見事さ!
セミ・クラシック風団体の第2弾。にぎにぎしい演奏、華やかな編曲、そしてびんびんと響く録音など、クラシックの衣をまといながら、アプローチはかなりポップ風を意識している。目先が変わっていて、明るく楽しいものを求める人には最適。
今年はガーシュウィンの生誕100年。これはその記念イベントの一つとして1月に行なわれたコンサートのライヴ録音だ。クラシックとポップスの境界を超えたユニークな活動をする羽田だが、ガーシュウィンはその先駆け。彼に憧れる羽田の熱演を堪能。
保育園や幼稚園でのお遊戯の時間に使える歌を集めている。振り付けを図解したブックレット付きだ。子供たちが一緒に“バイバイバイ”“パクパクパクチーン”“ブンブンブン”などと歌いながら踊れる曲を多く収録。運動場での野外劇や組立体操用もある。
マンドリン奏者が正式加入し、新編成となって初のアルバム。のびやかなワルツの(2)、素朴で温かみのある(3)、歯切れのいいリズム・アレンジが心地よい(6)など、伝統を感じさせると同時に若々しいアイリッシュ音楽を聴かせる。インストもポップな感覚あり。
平沢進の曲を歌う(1)のなんと感動的なことか。それだけじゃない。作詞をみやむー自ら手がけた(2)のアンニュイな雰囲気や(3)のブッ飛び具合、オーケン詞による(6)の不可解さも文句なし。タダ者ではないと思っていたが、さすがに“みやむー魂”は奥深い。★
音楽だけに留まらないアート集団である彼らのライヴ・アルバム。ギタリストでありサウンドの要だったメンバーJAKE脱退前夜のNHKホールのライヴを収録したもので、第1期の集大成とも言えそうな内容。ビデオも同時発売だが曲数と収録曲が一部違う。