発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
ニュー・フェイス、セカンド・マキシ・シングル。(1)の歌詞を共作している以外、楽曲の制作は外部に委ねているので、シンガー・ソングライターというよりシンガー。ごくごくオーソドックスな、若者ポップ・ロック。テーマは恋、希望、夢などなど。
サビ始まりの軽快な歌が、聴き手の心を最初からガッチリとつかんでいく。切ない想いを描いた詞の内容とはいえ、楽曲自体はとても明るく前向きな気持ちへと導いてくれる。収録した3曲とも、心に勇気を与えてくれる、気持ちの後押しソングになっている。
札幌出身の4人組による1作目。儚げなファルセット、かと思えば唐突に瞬間沸騰する鈴木由紀子の歌声と、グランジ〜オルタナを完全消化したメロ&歌詞が絶妙なコンビネーションを見せている。ニルヴァーナやクランベリーズ好きなら必ず気に入るはず。★
フォルクローレの名曲を揃えたオムニバス盤。初CD化となるテイクも多く、初心者からマニアまで満足のいく選曲といえる。南米特有の哀愁、土着音楽の温かさ、ヒューマニズムあふれる深いリズムには脱帽するばかりだ。ハーモニカのファンなら(18)は必聴!
誰の耳にも親しみあるフォルクローレのメロディが新鮮な感動で伝わってくる。タンゴのフィールドのみならずクラシック・ヴァイオリニストとしてもアルゼンチンきっての名手として聴こえたフランチーニとそのオーケストラによるフォルクローレ・アルバム。
シンバルズのサード・マキシ、またしてもコレクターズ・古市コータローのお墨付きである。e.p.3部作の完結編となる作品で、ポップで色彩鮮やかな彼女たち独自のワールドはもちろん健在。口笛で始まるイントロはとびきりの“ウキウキ”サインだ。
いやあ、カッコイイだけじゃなかったのね、ロックなひとだったのね。ドラマでおなじみのハンサム・ボーイが、骨のある音を披露しているマキシ。メッセージも前に出てるし、声も色っぽいし、芝居よりもグッとこさせる力があると、個人的には思います。
U2とビートルズが大好きというヴォーカリスト・桐畑を中心とするトリオ・バンドの第2弾は、今まではもやがかかってたんじゃないかと思うくらい晴れ晴れとしている。楽曲や演奏にも成長の跡がはっきりと見て取れるし、ちょっと見直しちゃったぜ。
98年5月にデビューしたシンガー・ソングライターの4枚目のマキシ・シングル。近頃めずらしいバリバリのロック・タイプで、ハイ・トーン・ヴォイスとノイジィなギターの絡みがセクシーだ。弛緩させる音楽が多いなか、スリリングな音作りが新鮮だ。
威勢のいい口上とともに、自分の名前を織り込んだあいさつ代わりの「願い節」でスカッと気持ちよくスタート。中盤からの「黒い花びら」「お富さん」などさまざまなタイプの名曲カヴァーでは、長保なりの解釈と確かな歌唱力で見事に歌いきっている。
いや、もうね、名曲。シングル・カット、大賛成。バック・トラックもメロも歌声も、すべてが美しい。ビッケのライムだけが時間感覚を狂わせていくが、無抵抗で放心してみればいい。幸せだ。(2)(3)は99年6月26日日比谷野音でのライヴ音源(ライヴ盤未収録)。★
すべてにおいて、不器用そう。ブコツでブアイソで、ほんと前しか見てないでしょって感じのいさぎよいロック。だけどね、むっ、みやもとひろじ? って最初に思っちゃったんです、ごめんなさい。だって、結構やわらかいところに染みる歌なんだもの。
日本でも人気の、イギリスの少年8人組グループ。コナー・バロウズが変声してしまい指揮にまわったので、彼の弟エドワード中心に天使の歌声を聴かせてくれる。わずか6曲。限られた一時にしか出ない美しい声がはかなげに揺れる。風に揺れる花のようだ。
渋谷の路上で歌う歌手として『トゥナイト2』でクローズアップされていたが、彼女からすれば何の狙いもなく歌いたいから歌っただけ。愛用のアコギをバックに歌う今回のシングルではスケール感と一緒に女ぷりも上がり、来年早々のアルバムも期待大。★