制作・出演 : 江藤良人
最高の音で楽しむために!
山下洋輔、中牟礼貞則を含むクインテットによる竹内の意欲作。全曲バスクラによる演奏は不思議な哀愁味を醸し出し、強い印象を聴くものに与える。とくにオリジナルの「オブリヴィオン」と山下の作品「クルディッシュ・ダンス」でこの楽器の魅力が発揮される。心に残る魅力的な一枚だ。
大野雄二自身が立ち上げたレーベル、LUPINTICからのリリース第2弾。存分に洗練された聴きやすいサウンドなるもアレンジは緻密。泥臭さを払拭した「Tennessee Waltz」がその好例。いやもっと好例はラストの「瞳がほほえむから」。ゲストの今井美樹のヒット曲すらスタンダード化してしまっている。
CMや映画音楽で数多くの名作を残しているピアニスト、大野雄二のスタンダード集。どのトラックも軽くて洗練された演奏。ジャズ・ファンならずとも手元に置ける一枚だ。「Love Ballade」は映画『犬神家の一族』のテーマ曲、これを贅沢なBGMに仕上げたのには感心した。
連続リリースの第1弾は、4ビートやボサ・ノヴァといった旧来のジャズをベースに敷いたアコースティックなバンド・サウンド。もともとはジャズ畑なだけに、自分の庭で花に水を撒くようにリラックスしてスウィングしている。“ジャズ愛”に満ちた「ホワッツ・ジャズ?」や「ジャズ?イントロデューシング?ハウ・ハイ・ザ・ムーン」の歌詞にも注目。
発売元
株式会社バップ作曲者の大野雄二(p)自身が『ルパン三世』の音楽をジャズ化するシリーズの第11作目。松島啓之(tp)、鈴木央紹(ts)らが参加。今回はファンキーなアレンジの「Angel Dance」、ラテン・タッチのヴァージョン「Theme From Lupin 3」がルパン関連のナンバーだ。そのほかはソウルの名曲などを収録。
発売元
株式会社バップ『ルパン三世(第二期)』を彩った華麗な音楽の生みの親、大野雄二による『LUPIN THE THIRD JAZZ』プロジェクト第10弾。若手ミュージシャンを集めたセクステット編成。曲はおなじみでもノスタルジーはない。ルパン・サウンドがモダンに生まれ変わっている。