制作・出演 : ヘルベルト・フォン・カラヤン
「四季」はカラヤンの約12年ぶり2度目となる録音。当時21歳のムターとの共演で、濃密で豪奢な仕上がりとなっている。Disc2では、アンドレとの輝かしいトランペット協奏曲とロマンティックな「水上の音楽」の組み合わせが楽しめる。
ソリストにベルリン・フィルの首席奏者たちを起用し、話題となったアルバム。ゴールウェイ、ブラウ、コッホ、ライスターら、いずれ劣らぬ名手たちが顔を揃えている。協奏曲におけるカラヤンの指揮もまた絶妙だ。
ワイセンベルク&カラヤンの名演を集めた豪華な一枚。“クリスタル・クリア”と評されたワイセンベルクの純度の高いサウンドを、徹底的に磨き上げたオーケストラ・サウンドが包み込み、壮麗な音響世界を展開している。
ベルリン・フィルのフルトヴェングラーの影がまだ色濃かった頃のピアノ協奏曲と、完全に自家薬籠中の物となっていた頃の若きクレーメルとのヴァイオリン協奏曲。興味深い組み合わせとなっている。
ハイドン最晩年の傑作「四季」は、カラヤン唯一の録音。カラヤンの信頼していた名歌手たちとベルリン国立歌劇場合唱団とが一体となった、素晴らしい演奏を繰り広げている。意外にも全曲盤は本盤が初CD化だ。
カラヤン2度目の録音で、最盛期の名演のひとつ。複雑精緻なスコアを完璧に演奏しつくしており、カラヤン、ベルリン・フィル全盛期の記念すべき録音と言える。この曲の演奏史に残るだろう一枚だ。
カラヤンのシベリウス集。「伝説」を除き、複数回録音しているものが並ぶ。シベリウスを取り上げることが比較的多かったカラヤンならではの、シンフォニックな魅力と旋律美を巧みに引き出した演奏が味わえる。
カラヤンの、もっとも脂が乗っていた時期の録音。ベルリン・フィルの高い合奏能力をフルに引き出して、細部まで磨きをかけたサウンド作りをこなしている。豊饒さと官能さの中に、精緻できめ細かな表情が垣間見られる。
制作・出演
ウィーン交響楽団 / ウィーン楽友協会合唱団 / オットー・エーデルマン / ヒルデ・レッセル=マイダン / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベートーヴェン / リーザ・デラ・カーザ / ヴァルデマール・クメント発売元
キングレコード株式会社ウィーン響のアーカイヴから復刻された1955年、ムジークフェライン・ザールでのライヴ録音。この時期、カラヤンは帝王への階段に足をかけようと意気込んでいた。そんな覇気がダイレクトに伝わってくる。数多いカラヤンの録音の中でも特別な存在だろう。
制作・出演
アントニーノ・ヴォットー / ティト・ゴッビ / トゥリオ・セラフィン / ニコライ・ゲッダ / プッチーニ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / マリア・カラス / ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団 / ヴィクトール・デ・サバータ20世紀を代表するソプラノ、マリア・カラスはプッチーニ主要オペラ7作を録音している。その中から、ラヴ・シーンでうたわれる、あるいは愛をうたったアリアを取り上げた一枚。カラスによる迫真の愛の告白集だ。
制作・出演
アンナ・トモワ=シントウ / ウィーン楽友協会合唱団 / ブラームス / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ヘルムート・フロシャウアー / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ヨセ・ファン・ダム映像も含めると6種類ほどあるカラヤン「ドイツ・レクイエム」の3度目の録音。カラヤン、BPOの全盛期のもので、美しく壮大で、振幅の大きい、掛け値なしの名演が繰り広げられている。
制作・出演
アグネス・バルツァ / ウィーン楽友協会合唱団 / グンドゥラ・ヤノヴィッツ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ヘルムート・フロシャウアー / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ペーター・シュライアー / ヨセ・ファン・ダム発売元
ユニバーサルミュージック人気シリーズ『ブラバン・クラシック』の第2弾。バンドのためのオペラ・アリア集から吹奏楽で人気のオペラ・アリアまでが、EMIクラシックならではの一流アーティストによる名演で収められている。