制作・出演 : ブラームス
ブラームス:シューマン ピアノ四重奏曲ブラームス:シューマン ピアノ四重奏曲
室内楽のCDといえどもここまでライヴ感にあふれたものは多くない。4人の息遣いが音楽とともに聴こえてくる、緊張感に満ちた演奏だ。狭い部屋なぞで聴くのはもったいない程のスケールの大きさを感じる。こういう演奏こそぜひホールで聴きたいものだ。
ブラームス:交響曲全集ブラームス:交響曲全集
この1,2年の朝比奈隆は驚異的に元気で、充実している。今回のブラームス交響曲全集は94年秋から95年春にかけてライヴ録音されたもの(拍手入り)。これほど重厚なブラームスを演奏する指揮者は、現在、世界的に見ても朝比奈以外にはいないであろう。
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲
ストルツマンの抑制の効いた弱音が特に印象的で、それにほかの2人が寄り添うように付けている。時には抑制の度合いが過ぎる気もするが、そのキメの細かさや柔らかい表情は、まさに達者な3人ならではである。親密なアンサンブルのお手本と言うべきか。