制作・出演 : チャイコフスキー
満腹感一杯の2枚組。第7番は作品の質として問題はあるが、貴重な音源なので一度は聴く価値がある。一方、ロストロポーヴィチの指揮は明快で剛直な「悲愴」に続き、オーケストラがノリノリの小品がこれでもかと続く。会場の盛り上がりも直に伝わってくる。
発売元
日本コロムビア株式会社制作・出演
DanielDodds / MiaLindblom / MiriamMuller / PiotrNikiforoff / RegulaMuller / ThomasSchrott / アヒム・フィードラー / チャイコフスキー / フェスティヴァル・ストリングス・ルツェルン艶やかで弾力のある弦の響きと室内アンサンブルならではの緊密で自発的な動きが立ってくる。歌いまわしの濃さや情をせきたてる身振りはむしろあっさりと控えめなくらいなのだが、音そのものがスコアに潜む多彩な表情を引きだして新鮮なトキメキを作る。逸品。
RCAに遺されたホロヴィッツの名録音をCD2枚にまとめた作品。トスカニーニ、ライナーとのチャイコフスキーや、ラフマニノフのピアノ協奏曲など、ホロヴィッツのきらめく才能が満喫できる選曲となっている。
第1楽章でのダイナミックで聴き手を圧倒する指の動きに加え、第2楽章で聴かせる哀愁を帯びた歌心。“自分にしか表現できない音楽”を求めるゲキチの表現力の凄さ。チャイコフスキーの第2番ってこんなに魅力的な曲だったんだと再認識させられるに違いない。
吉田のデビュー10周年を記念して収録されたもの。いくらか慎重ではあるが、自然に素直に歌っているところに好感が持てる。後半に小品が2曲あるが、こちらはいっそうのびのびと弾いている。伴奏は小編成だが、それに反して響きはたっぷりと取ってある。
制作・出演
LeoshSuarovsky / シンフォニア・フィンランディア / チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 / チャイコフスキー / 三宅礼子 / 川井郁子 / 朝川朋之 / 梯郁夫 / 渡辺峨山 / 菅井えり川井郁子のポピュラー・テイストのクラシック曲を収めたベスト盤。フィギュア・スケートのミシェル・クワンが使用した曲として一躍名を広めた「レッド・ヴァイオリン」ほか、情熱的な演奏が最大限に発揮された川井の「動」の世界がたっぷりと味わえる一枚。
当時13歳だったハンナ・チャンのデビュー・アルバム。彼女の最大の理解者だったロストロポーヴィチによる万全のサポートの下、伸び伸びと演奏している。ハンナ・チャンの大物ぶりが実感できる一枚といえる。
ヒット・コンピレーション・シリーズ『Image』からの一枚。本作では、TVや映画などの関連ナンバーを中心とした作品で、NHK大河ドラマ『篤姫』やTBSドラマ『華麗なる一族』のメイン・テーマなどが味わえる。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / カールハインツ・ツェラー / ゴットフリート・ホーニク / ジョゼ・ヴァン・ダム / チャイコフスキー / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ホセ・カレーラス / ルネ・コロカラヤン没後20周年記念企画盤。前作の『カラヤン・ベスト101』の続編で、カラヤンが残した膨大な録音の中からカラヤン・ワールドが堪能できる演奏を収録している。前作にも収録された曲は、本作では別テイクが聴ける。
最高の音で楽しむために!
ゲルギエフによる2度目の録音。「悲愴」という標題が示す、内面の苦悩や絶望と悲嘆という人間的な情感を見事に表現している。ウィーン・フィルを徹底的にコントロールした、ゲルギエフ渾身の演奏だ。