2012年発売
反響の声、殺到!東日本大震災編を収録! 茶室リフォーム編と東日本大震災編を収録した第6集! 今度の施主はアメリカ人!? 日本に惚れ込んだ彼が小野寺工務店に持ちかけた驚きの依頼とは…茶室をつくって欲しい! 予算がない彼のために、拓己はどんなプランを考えるのか? 3.11…あの日、小野寺工務店はどうしていたのか。混乱する状況の中、震災直後に被災地へ行くことを決意した拓己。そして拓己が目にしたもの、感じたことはなんなのか? 恐るべき東日本大震災を真っ向から描く渾身のエピソードスタート! ▼第42話 驚きの依頼▼第43話 虎之助の気持ち▼第44話 ワンダフルなプラン▼第45話 縁結びの神様▼第46話 地震に強い家▼第47話 工務店の務め▼第48話 人間の無力▼第49話 おっかねえ夢▼第50話 ちっぽけな自分 【編集担当からのおすすめ情報】 第6集となった本作品ですが、連載3年目に突入した掲載誌ビッグコミックスペリオールでも、読者から変わらぬ好評を得ています。とくに今回収録された「東日本大震災編」は原作の倉科氏、作画の佐藤氏が現地取材を行い、渾身の力を込めたシリーズです。「家づくり」をテーマとする作品として、あの震災から何を学び、今後どう生かしていくのかを、しっかり描こうという挑戦をしています。ぜひ手に取って、作品に込められた思いを感じ取って欲しいと思っています。
非情になれない刺客 あずみを狙う幕府の重臣たちは、囮(おとり)とするために駿介を捕らえた。 為す術のないあずみは、京を離れることで事態の解決を図るが 江戸では、家族同様の向家(むかいけ)の人々が…… 自分のために、大切な人たちが苦しい目にあう。 自責の念に捕らわれるあずみは、精神的に異常をきたし ……最大の危機が訪れる!! 【編集担当からのおすすめ情報】 強くとも、優しき故につけ込まれ、謀(はかりごと)をされる。 卑劣な手段を用いる敵に、今回初めてあずみは精神的に弱らせられていく。 刺客としてのあずみの弱さ…が今回のテーマです。 第一話 拷問……………5 第二話 囮(おとり)…………33 第三話 晒(さら)し者……………61 第四話 自責………………89 第五話 丸腰……117 第六話 潜伏場所………………145 第七話 細雪………173
生命の最前線で奮闘する新米小児科医物語。 17年前、弟の命を救ってくれた医師・土門大吾に強い憧れと 感謝の念を持って小児科医になった朝比奈伴美。 念願通り土門小児科クリニックで働き始めるが、 24時間診療のその職場はまるで戦場のような忙しさで エース医師が退職する中、院長の大吾も過労がたたって 病に倒れる。院長代理として現れた土門健吾は 病院を独断で夜間専門の体制に変えてしまう。当初は24時間診療に こだわる伴美だが、肝要なのは24時間の病院を作ることではなく、 24時間の医療体制を作ること、そして医療の質を上げる努力を 忘れないことと気づく。慢性的な医師不足で危機に瀕する 日本の小児医療の現場。未来を担う子ども達のため 伴美は今日も奮闘する。 【編集担当からのおすすめ情報】 日本の小児科医が危うい…と言われて久しい。少子化の影響で採算が取れなかったり、医師が不足したり。 そんな苛酷な小児医療の現場の中で、子ども達の笑顔を見るために今日も朝比奈伴美は全力で頑張ります。
極厚320P、大激動のラスト第7集…!! 警護のプロフェッショナルを描く群像譚、ラスト! 大ヒットドラマ&映画「SP」をもとに、金城一紀による漫画版オリジナル エピソードも満載の本作。 歪んだ政治への革命に身を投じた尾形と、その姿に対峙する井上。 ふたりの生き様がついに未来を決す…!? 【編集担当からのおすすめ情報】 「スピリッツ」の大ヒット作『SP』、ついに最終巻です。 通常の単行本の1.5倍以上のフルボリューム!! 映像版のラストとは違う、漫画版『SP』ならでの 井上と尾形のラストをぜひに見届けてください!
電子書籍全盛の近未来に人類最古の「本」! 近未来ーー全ての「知」は電子化され管理される「ビブリオテック(電子図書の仮想都市)」の時代。そのビブリオテックに異変が起こっていた。「パランセプト(重ね合わされたもの)」と呼ばれる不純物が、データに混在する現象が収まらない。その理由は…!? 主人公、オレッセンは、両親を巻き込んだ子供時代の衝撃的な体験を踏まえて、このパランセプト除去作業に従事することになるが、やがて、その異変は、宗教、政治、そして彼自身をも大きく巻き込んでいく…!!! 電子書籍全盛の近未来を軸に、人類最古の「文字」「書物」をも巻き込み、その歴史と共に紡がれる、壮大なSFファンタジー。 ……果たして、人類は何を伝えるために「本」を生み出したのか!? オール描き下ろしの第1集は、オレッセンの幼き日の衝撃的体験をつづった「folio0(序章)」から、成人した彼のビブリオテックでの奮闘をつづる「folio1〜3」の計4章を収録(「folio4」以降は、IKKI本誌にて連載予定)。 なお、オビにはアニメ監督の神山健治氏によるコメントも予定されている。 ーージャンルは違えども、時代の大きな変革期に対する思いは共通と言えよう。 【編集担当からのおすすめ情報】 スマッシュヒットとなった、デビューコミックス『白い本の物語』(IKKI rareCOMIX)でも、造本職人達の現場が描かれているが、作者の重松氏自身がフランスで、造本の勉強としていた。今回は、『白い本…』とは打って変わって、電子書籍全盛の近未来を、アクションも交えつつ描くことになったが、「文字」や「本」や「人」を見つめる視線は、全く変わっていない。そのメッセージをぜひ受け取ってほしいっ!!