2025年12月17日発売
消失村の殺戮理論消失村の殺戮理論
文化人類学の学徒たちが“地図にない村”で遭遇する! 超異様な世界(ネオ・クローズド・サークル)! 帝旺大学人文学部文化人類学科の若き准教授・岩井戸泰巳率いる岩井戸研が赴いたのは、噂として存在が囁かれる地図にない村ーー網花村。 文科省が隠匿するその村では、双頭の鯢(はんざき)--巨大な大山椒魚の神に生贄を捧げる〈花匣の儀〉を執り行っていた。 捧げた生贄の消失を受け入れている彼らの閉鎖世界で発生する人々の大量消失……これは人間の策謀か、人智を超えた神の仕業か? 尋常の推理は体を成さず、異形の真実が剥き出しにされるーー!
水鏡文彦の奇書探訪 竜宮から帰ってきた男水鏡文彦の奇書探訪 竜宮から帰ってきた男
歴史資料の収集・整理・研究を行う専門職“アーキビスト”水鏡文彦は、美貌と頭脳を兼ね備えながらも、他人に対して容赦なく厳しい、“お猪口一杯分の器”と評される偏屈な男。 そんな彼の目に留まったのは、SNSに投稿された一冊の謎の書物ーー未知の文字、奇妙な挿絵。それは、まるで「日本版ヴォイニッチ手稿」! 興味を抑えきれず、現地調査へと向かう。同行するのは、大学時代からの後輩で、健啖家かつエネルギッシュなアーキビスト・朝吹梓。 さらに、奇書コレクターにして古書店の店主、水鏡の従姉・紅子も加わり、三人は「日本版ヴォイニッチ手稿」の真相に迫っていく。 奇書か? 偽書か? 「日本版ヴォイニッチ手稿」に隠された真実に迫る!
PREV1NEXT