1988年発売
わたし、水晶球占いの担当の佐野和歌子。占星術のメグと、タロット占いに強いノッコの三人で、学園の占い研究会をやってます。今日、水晶球を見に行った店に強盗が入り、銃でおどして宝石を奪って逃げたの!買ったばかりの水晶球も持っていかれた。ハンサムな森川君といっしょに犯人探しに乗りだしたのはいいんだけど、森川君、わたしの心に気づいてないみたい。事件も気がかりだけど、わたしの恋、占ってみては、いけない?
ボク-冴木しのぶ。17歳。高校2年生。ボクっていっても、れっきとした女の子。両親は海外赴任してるので、民間の考古学研究者としてはけっこう有名なおじいちゃん-冴木権左衛門と二人暮らしなんだ。ある日、学校に、“従兄”と称する美形が、尋ねてきたんだ。名前は神無月恭一郎。そして、帽子屋という人まで現れて…。どうも、みんな、おじいちゃんが持っている『ソロモンの鍵』を狙ってるらしいんだ…。
あたし、白鳥麻央。パパとママを奪ってしまったあの飛行機事故から、はや二年。ばあやもガンで、パパとママの所にいってしまったけれど、メソメソなんてしていられない。ステキな健太郎とかわいいポーラスターのためにも、ますます頑張らなくちゃ!ところが、突然、ロンドンに双子の兄さんがいることを聞かされ、大ショック!夏休みに、一人で兄さんを訪ねるのだけど、もう、ハートが張り裂けちゃいそうです…。
松本菜摘、フツーの高校一年生。わたしの優しいカレ、藤井ヨージ、今をときめくスーパーアイドル。ヨージ、歌手の近藤ルミとの噂、ウソでしょ?信じて、いいよネ!
信州にある、古い小さな、ノスタルジックな叙情をそそられる街。それが狭霧町…。森木由美は、その狭霧町の、その名も狭霧学園高等部に通う、ロマンチストの女の子。福永和哉は、そんな由美に、ほのかな想いをよせ続けている、優しい同級生。その平和な学園に、一人の転校生が…。気になる瞳の彼の名は、野々村良。そして、良を追いかけてきたかのように、奇怪な事件が、次々に起きるのだった…。
海ぞいの道は、南からの風。鮮やかなウエア、すらりと伸びた脚がひた走る。それガ、道介だった。私、沓子の視線は、それからずっと彼にクギづけ。ところが、外国育ちでカッコいい彼に、女の子たちが黙ってるわけない。美人の明世は、色っぽく迫るし、秀才めぐみもチエをしぼってアプローチ、とくれば、人マネだけが得意の私じゃ、出番がない!彼の才能も、秘密トレーニングも、知っているのは私だけなのに。どうるすの、沓子!
あまーい囁きは恋人同士なら大歓迎。でも誘惑の悪魔として名高いメフィストの囁きはキケン・キケン!女の子のハートを踏みにじる恋愛ドロボーの被害続出。それもなぜか劇団「キャスト」のメンバーばかり。高校生の夕香にも魔の手は伸びて「もうっ許せない!」恋人の万里くんと二人三脚。メフィストこらしめ作戦実行開始。テキは見事にひっかかり、バンザイ三唱するつもりが、やっぱり意外な落とし穴!ホントの悪魔は、いったい誰?
人気スターのロジャーは人を笑わせることにかけてはどんなときでも、労を惜しまない生来のエンターテナーだ。ロジャーが「おたずね者」として追われる身になったとき、かれはまよわずエディのもとにかけこんだ。私立探偵エディはむりやりトゥーンのうさぎと二人三脚をくまされた…。ロバート・ゼメキス監督作品「ロジャー・ラビット」のノベライゼーション。
12月23日。イブ前日の、夕暮れ-。私、山辺華子は、はっきり言ってクリスマスを祝う気分じゃなかったんだ。一人で暮らしているっていうのに、マンションの鍵はなくすし、風邪をひいて、熱は出てくるし…。なのに、そんな私の前に、アイツはやってきた。赤い衣装で、大きな袋をかかえて。「僕、本物のサンタクロースなんです。なんでも望みをかなえけてあげられるんだから」ウソでしょ〜?なんなんだ、コイツは!?
あたし、白鳥麻央。17歳。パパとママとばあやは亡くなってしまったけれど、天国からいつも見守っていてくれていると思って、北海道の叔母さん家で、今日まで頑張ってきたの。そしたらね、ロンドンに双子の兄さんがいたのよ。驚きでしょ。麻代兄さんっていって、ハンサムで優しくて、とっても頼りになるの。そんなある日、ロンドンで兄さんと再会できることに!でも目的は早苗ちゃんの足の手術。なんだか、気が重いんだ…。
今度の事件は、クリスマス間近の土曜日に、悪友のサキからの電話で始まったんだ。あたし、工藤由香と、サキ、そして小林クンは、都立高校の1年生で、しかも、なんと三つの事件を解決しちゃった名探偵?なのです。事件というのは、サキが通っている絵画教室から、青いオウムが盗まれたこと…。
あたし、佐久間美里。『バラ組探偵局』の所長さんをやっているパパと二人暮らしなの。いま、BFの和也とデートの帰り道。もう少しロマンチックしていたい気分だったのに、「おねえちゃん、ケンタをひき逃げした犯人、見つけてよお」という男の子の声であま〜いムードも、そこでプッツン。それどころか、結果的に、殺人事件にまきこまれることに…。
あたし美穂、高校2年生。恐怖のバビブベボ人間。つまりね、バカ・ビン・ブス・ベンピ・ボーチョーの典型的フツー娘。そんなあたしに超能力があった。大好きなバスケ部のキャプテン早川くんから声かけられるし、試験問題予知できたり、そして宝くじが当たったり…ぜーんぶ念じるだけでOKなのよ!もしかして女の子はみーんな恋の超能力者かもね。バビブベボ娘、がんばって!!恋もテストも恐くなくなる学園ラブアフェアー!