著者 : 富野由悠季
ヒイロとカトルがガンダムを失い、トロワが行方不明という状況の中、ロームフェラ財団は地球圏を掌握。リリーナは、完全平和主義のもとサンクキングダムを復興させる。だがOZの猛攻により王国は崩壊を目前にしていた。一方、OZ総帥の座を解任されたトレーズ・クシュリナーダは、みずからの理念を体現した新たなガンダムを完成させ……。緊迫の第4巻!
OZの懐柔策による宇宙進攻で、孤立へと追い込まれていく5人のガンダムパイロット。反攻を期してコロニーへと帰還する少年たちだったが、そこは記憶の中の故郷と大きく隔たってしまっていた……。一方、ゼクス離反後のOZも次第に不協和音を奏で始める。普遍的人気を誇るTVシリーズの小説版、白熱の第3巻!
ヒイロ、デュオ、トロワ、カトル、五飛。5人のガンダムパイロットたちの邂逅も束の間、オペレーション・デイブレイクの成功によって秘密結社OZは歴史の表舞台へと躍り出た。そして地球圏制圧の障害を排除すべく、OZのガンダム殲滅作戦が始まる。コロニーを盾に取られたヒイロは、ウイングガンダムの自爆スイッチを起動させ!? 驚愕展開の第2巻。
A.C.(アフターコロニー)195年、作戦名オペレーション・メテオ。地球圏統一連合の圧政に反目する宇宙コロニー居住者は、擬装した5機のガンダムを地球に送り込んだ。しかしウイングガンダムに搭乗した工作員ヒイロ・ユイは、大気圏突入のさなか秘密結社OZの上級特尉ゼクス・マーキスに撃墜されてしまう。そして脱出したヒイロは連合高官の娘リリーナに顔を見られ……。この出会いから、運命の輪は回り始めた!
アフリカの赤い砂漠で、師であるマスター・アジアとの闘いに敗れ去ったドモン・カッシュ。彼は傷ついた体と心を癒すため、カンチェンジュンガの山麓へと戻っていた。だが休息も束の間、ネオフランスのガンダムファイター、ジョルジュ・ド・サンド搭乗のガンダムローズが現れる。新たな敵を前に、ドモンは立ち上がった!
四年に一度のガンダムファイトの年、ドモン・カッシュはネオジャパン最高権力者のオーギン首相から、地球へ逃亡したデビルガンダムの破壊を命ぜられる。その報酬は、冷凍カプセルで眠り続けている父の解放。だがデビルガンダムを操縦しているのは、ドモンの兄だった。葛藤するドモン。そしてガンダムファイターとして立ち上がった彼の前に現れた者とは?
ザンスカール帝国の最終兵器“エンジェル・ハィロゥ”がついに始動した。戦いに終止符を打つため出撃するウッソ。だが彼の前に二人の女性が立ちはだかる。一人は“三日月のブーフゥ”を操るファラ・グリフォン。そしてもう一人は、ウッソの憧れの女性カテジナだった! 一方シャクティは人類を救うためエンジェル・ハィロゥで祈りを捧げ、大宇宙における生命の神秘と奇跡を体感する……。
ザンスカール帝国の女王・マリアがシャクティのお母さん!? 驚くべき事実を知ってしまったウッソは、目に見えぬ母娘の絆の前に呆然と立ち尽くすしかなかった。そんなウッソを必死で励ます子供たち。その力に支えられてウッソは再度シャクティと帝国脱出を計るのだが、皮肉にも今度は味方の空爆が二人を引き裂いてしまう……。
ジブラルタルでの激しい攻防を経て、ウッソたちは戦艦リーンホースJrで宇宙へと飛び立った。標的はザンスカールの急先鋒、タシロ・ヴァゴ大佐率いるカイラスギリー艦隊。そこには脅威的な破壊力を秘めたビッグ・キャノンが配備されていた! この恐るべき大艦隊に、奇策をもって挑むリガ・ミリティアー地球連邦連合軍。本格的なモビルスーツ戦の中で成長していくウッソだったが、そのさなかにシャクティがクロノクルにさらわれてしまう。ウッソと子供たちは、シャクティ救出のためザンスカール本国へと潜入するのだが……!?
地球連邦政府に反旗を翻したザンスカール帝国軍(ベスパ)の侵攻により、故郷ポイント・カサレリアを追われてしまったウッソとシャクティ。混乱の中で、二人は市民抵抗組織“リガ・ミリティア”のニュング部隊と出会い、行動をともにすることになる。ウッソに戦ってほしくない、というシャクティの願いもむなしく、ニュング部隊はウッソのニュータイプ的閃きに注目し、Vガンダムのパイロット候補にしてしまうのだった。シャクティのために故郷へ帰るか、戦士としてベスパと戦うか、葛藤するウッソ。そしてベスパによるモビルスーツ群の攻撃が始まり、ウッソはVガンダムで出撃した──!
人類が歴史の舞台を宇宙に移しても戦い止まぬころー。スペース・コロニー、サイド2で勃興した“ザンスカール帝国”は、地球連邦政府に反旗を翻し、帝国軍隊“ベスパ”をもって侵攻を開始した。一方、緑におおわれた大地“ポイント・カサレリア”に暮らす少年、ウッソ・エヴィンはその状況も知らず、パラダライダで大空を風の流れるままに飛行していた。だが、ベスパの進軍はカサレリアの空を容赦なく切り裂いた。突然、飛来したベスパのモビル・スーツがウッソを襲う。必死の抵抗の中で、未来に想いをはせる少年が見たものはー。不巧の名作を生んだ著者の新境地。新たなガンダム物語、待望の登場。
アナベル・ガトー少佐はコンペイ島で挙行される地球連邦軍観艦式を強襲すべく、ガンダム2号機を出撃させた。コウたちはコンペイ島に駆けつけたが、時すでに遅く連邦艦隊はほぼ壊滅状態となっていた。「これが“星の屑”……」だがデラーズの本当の目的は、これだけではなかった!
ジオン残党軍の指導者エギーユ・デラーズは、ガンダム2号機を背に地球連邦政府への宣戦布告を行った。一方、その2号機を追う連邦艦アルビオンのクルーたちはガンダム1号機修理のため月面都市フォン・ブラウンにいた。パイロットとしての自信を失ったコウは、そこでケリィ・レズナーという隻腕のジャンク屋と出会う。かつてジオンのパイロットだったというケリィのもとで、しばしの時を過ごすコウだったが……。
宇宙世紀0083。ジオンとの戦争終結から3年が経ち、コウ・ウラキ少尉はオーストラリアの連邦軍トリントン基地にMSパイロットとして配属されていた。そんなある日、テスト用に搬送されていた最新型ガンダム2機のうち1機が、彼の目の前で盗まれてしまう。しかもその機体には核弾頭が装填されていた! 残されたもう1機で後を追うコウだったが……。
フロンティア・サイドに侵攻してきたクロスボーン・バンガードは地球連邦軍を席巻し、独立国家コスモ・バビロニアの建国を宣言。彼らの目的は、宇宙時代にみあったコスモ貴族主義を実践することにより、地球圏に新たな秩序を築き上げることだった。戦闘の中、ロナ家の血をひく少女セシリーと、新型モビルスーツの開発スタッフを母に持つ少年シーブックは、数奇な運命に導かれていく……!
宇宙世紀0123。ジオン公国が起こした一年戦争も、シャアの反乱も、地球圏に暮らす人々の記憶から薄らぎかけた時代。月と地球の中間に位置するスペース・コロニー群「フロンティア・サイド」に、謎の軍隊が侵攻した。彼らの名は、クロスボーン・バンガード。地球連邦軍のモビルスーツをまたたく間に蹴散らし、フロンティア・サイドを支配下に置いた彼らの目的とは? そして戦乱に巻き込まれた少年シーブックと、少女セシリーのたどる数奇な運命とは……。
ブライト・ノアを父に持つ青年ハサウェイは、マフティー・ナビーユ・エリンを名乗り、連邦政府高官の暗殺を続けていた。一方、連邦のケネス大佐は新型MSペーネロペーを入手。さらに少女ギギと同行することでマフティーにプレッシャーをかける。ハサウェイを想ってケネスのもとを離れるギギだが、そこには悲劇が待ち受けていた……。富野由悠季が織りなすオリジナル・ガンダム小説、衝撃のクライマックス!
宇宙世紀0100年代。反地球連邦政府組織マフティー・ナビーユ・エリンを率いるハサウェイ・ノアは、スペースシャトルのハイジャック事件を通して、少女ギギ・アンダルシアと出会う。地球に降り、マフティーの本隊と合流したハサウェイは、最新鋭MSのΞ(クスィー)ガンダムを受け取るが、そこには対マフティー部隊のケネス大佐が迫りつつあった──。アニメ界の巨星・富野由悠季が織りなすオリジナル・ガンダム小説第二弾!
人類が、増えすぎた人口のはけぐちを宇宙に求めてから一世紀以上が経った。シャア・アズナブルが起こしたネオ・ジオン抗争をくぐり抜け、ハサウェイ・ノアが体験する新たな戦いとは……。ミノフスキー・クラフトを搭載したΞ(クスィー)ガンダムが、紺碧の空に乱舞する! アニメ界の巨星・富野由悠季が織りなす、小説でしか出会えないガンダムがここに登場!!