2021年10月1日発売
17歳の純白の心に、 キスの烙印を残した人ーー。 ケルシーは勤務先の社長の息子に言い寄られ困っていたが、 恋愛経験のない彼女には、うまく断ることができない。 そんなある日、カードを添えた一輪の赤い薔薇が届く。 〈今夜、夕食をともにしたい。マーシャル・ヘンダーソン〉 マーシャルですって? ケルシーの全身がかっと熱くなった。 4年前、わたしの唇を奪い、そのまま姿を消した実業家……。 しつこい相手に諦めてもらう口実よ、と自分に言い聞かせ、 彼女はマーシャルのもとへ向かった。彼があのとき言い残した、 「いずれ君は危険な女になる」という言葉を思い出しながら。 相手が若すぎたゆえに当時は身を引き、成長をずっと見守っていたマーシャル。ケルシーもあのキスをずっと忘れられずにいて……。切ない初恋と再会のロマンスです。
亡父が遺してくれたのは、 義理の兄を愛するという、運命。 幼い頃に母を亡くし、里親のもとを転々としてきたシェリーは、 24歳のある日、思いがけない事実を知ることとなった。 死んだと聞かされていた父親が、実は最近まで生きており、 ずっと彼女を捜していたというのだ。いてもたってもいられず、 シェリーは生前の父が暮らしていたポルトガルへ向かった。 荘厳な館で彼女を迎えたのは、父の後妻の息子で伯爵のジェーム。 見上げるほど背が高く、灰色の瞳が美しい。この人が私の義兄? だが彼はシェリーを見ると、冷酷な笑みを浮かべて言ったーー 遺産目当てで現れた人間を歓迎する気はない、と。 ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》。漆黒の髪の伯爵と薄幸ヒロインの義兄妹ロマンスです。次第に惹かれ合う二人ですが、ポルトガルの古い慣習やジェームの元恋人、そしてシェリーに植え付けられた深い男性不信が恋路を阻み……。
薬師を目指す没落令嬢のエミリー。地味にお金を稼ぎたいだけなのに、持ち合わせたチート魔力から聖女に大抜擢!おまけにイケメン王子・レオンから妃に所望される。聖女も花嫁も全力で拒否していると、ひょんなことから3歳児の姿になってしまい?慣れない幼女姿で薬作りに奮闘するエミリーの愛らしい姿がレオンの庇護欲を刺激し、溺愛がMAXになっていき…!? 愛したい王子×地味に暮らしたい幼女薬師のほのぼのファンタジー開幕!
魔導士ギルドで育てられたリリエナは、6歳になっても精霊と契約できず魔術を使えない。ついに魔導士の素質なしと追放されてしまうがーー森で怯えるリリエナを助けたのは、たくさんの精霊たちだった! イケメン上級精霊やもふもふ下級精霊など、過保護で賑やかな家族に囲まれて第二の人生をスタートさせたリリエナ。手始めに上級精霊の力を借りて魔導具を作ると、高品質で希少なアイテムを次々と量産できるチートが覚醒! その評判を聞きつけたギルド長は彼女を取り戻そうと画策する。しかし「リリエナ至上主義」の精霊たちが黙って見ているはずもなく…!? 愛されすぎの無自覚チート幼女、爆誕!
婚約破棄されたうえ、ジョブなしの役立たずと追放されてしまったクミ。でもクミの持つスキル『指定』は、実は聖女とは比べ物にならないほど圧倒的な力を持つことが分かって…!? 一緒に追放されたイケメン神官や森で出会ったフェンリル兄弟、ドラゴン幼女になつかれ、一緒にダンジョンを開拓することになったクミ。さらに規格外スキルを使って獣人たちを助けたり街をどんどん発展させたりと、にぎやかなダンジョン生活を楽しむ。一方、クミを捨てた勇者と聖女は、教団から利用された挙句どんどん転落していき…!?
「紙の本で読みたい」という声にお応えする“手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ”の第7弾。 三浦綾子初期のジュニア向け小説を中心とした中・短編集。単行本未収録の貴重 な3作品を加えた合計6作品を収録し、新装版として刊行。 『雨はあした晴れるだろう』 高校3年生のサチコの日記形式で綴られる物語。義兄への恋心と、姉への嫉妬心 が揺れ動く様が描かれる。 『この重きバトンを』 年をとってからできた息子への、父からの手紙。一人の女性を愛して支えた半生 を振り返りながら、息子にも自分の人生を大事にしてほしいと願う。 『茨の蔭に』 政治活動を描いた異色の中編小説。札幌近郊の町の、町長選挙をめぐる駆け引き と攻防。否応なく巻き込まれる家族の苦悩が際立つ。 『片隅のいのち』 単行本初収録作品。知的障害を持つ波夫は、母が早くに亡くなり、父に育てられ たが、その父も死んで孤独になった。父が長年勤めた食品会社の社長が波夫を引 き取ってくれて、そこで働いているが……。 『長いトンネル』 のり子と啓一は従兄妹で同じ学校に通う小学4年生。のり子の父は借金がかさん で妻に逃げられてしまう。母がいなくなったのり子は悲しさと寂しさをこらえな がら懸命に生きるが、ある日、大きな事件が起こってしまう。 『カッコウの鳴く丘』 主人公は、貧しい家の娘・順子、中学三年生。順子はある日、級友の真寿子から 財布を盗んだと疑われる。真寿子の仲間の安枝、周子との三人から問い詰められ るが、居合わせた同じクラスの哲夫が順子をかばい、真寿子らを諭す。彼女らは 戸惑い反発し、そして結末は思わぬ方向へ。 雨はあした晴れるだろう……5 この重きバトンを……67 茨の蔭に……115 片隅のいのち……377 長いトンネル……391 カッコウの鳴く丘……473 三浦綾子とその作品について……495