2008年5月28日発売
彦坂祐介(58歳)3億円の負債を残し失踪した“親友”を捜す監査部部長補佐の商社マン。雨宮英夫(61歳)退職後の退屈をもてあまし、ただ酒浸りの日々を過ごす元エリート銀行員。河合健太(63歳)趣味を中心に定年後を謳歌し、100日間地球一周の航海にでる活発な自由人。老朽化した大型団地に暮らす三人の男。三者三様の「敗者復活戦」に挑む彼らが見出した人生の味わいとはー。
ヒト型ロボットが実用化された社会。ロボット学者の祐輔と進化心理学者の玲奈は、ロボットのケンイチと共に暮らしている。三人が出席した人工知能のコンテストで起こった事件から、悪夢のようなできごとは始まった。連続する殺人と、その背後に見え隠れする怜悧な意思が、三人を異世界へ引き寄せるー。人間と機械の境界は何か、機械は心を持つのか。未来へ問いかける科学ミステリ。
いまこそすべてを明かします。もはや永遠に会えない貴方との日々を、密室で繰り広げられた、あの行為を。高校生の「僕」は、年上の従姉に誘惑されて官能にめざめるが、彼女は不幸な病を得て、人里離れた館へ身を隠す。従姉を追って館に向かった「僕」は、さらなるエロスの深淵へと引きずり込まれてー。生々しすぎる性愛と純粋すぎる恋情の、甘美なクライマックス。禁断の恋物語。
由紀哉は、今夜もイかなかった。せっかくひと晩3万円で買ったのに、22歳の彼は、29歳の私には発情しないのだろうかー。会社の同僚に振られ、恋することが怖くなった咲希。気に入った子を“お持ち帰り”できるウリセンバーで、由紀哉に出会う。甘い囁きとは裏腹に、つれない由紀哉の身体。やるせない想いに身を焦がす、咲希の恋の行方はー。「新潮ケータイ文庫」で共感の嵐。超リアルな恋愛小説。
陸の孤島に建つ中高一貫の全寮制名門男子校・海成学院。清風館と呼ばれるその学生寮では、まもなく開催される創立祭の準備で皆、浮き足立っている。この創立祭の夜、時計塔の鐘が鳴っている間にキスできたカップルは一生別れないという言い伝えがあり…そんな噂を巡って繰り広げられる三つの恋の物語。“親密すぎる交友関係”は、ただの性欲のはけ口?…それとも?…学園スーパーカラフル・ラブ書き下ろし。